万博で和三盆

大屋根リングをゆっくり、ゆっくり一周してきました。

どうしても行きたい。行かねばならない。
そう思っても、まるまる1日掛けることになる。
なかなか、踏ん切りが付かなかったのですが。
強引に予定をこじ開け(時間は作るものですね)
大阪・関西万博に行ってきました。

何点か私なりの感想を。
まず・・・新幹線で名古屋から新大阪へ。地下鉄御堂筋線で本町まで。
乗り継ぎ中央線で夢洲駅まで。アクセスが良い。

11時の入場券(予めネットで予約が必要・スマホの待ち受けに)
平日にも関わらず、超満員・電車もだが入場ゲートでも。待つこと40分。

夢洲駅に降り立ち東ゲートから入場しての感想。
数多の批判・嫌がらせを繰り返したメディアに申し上げたい。
万博の言い出しっぺ「橋下徹氏は大したもんだ」です。
「大阪に万博をと」決め「紆余曲折」あったが実際に開催したのですから。
批判記事を書いた記者も、一度尋ねてはどうですか。

私の万博行きの目的は、世界一の木造・大屋根リングを一周すること。
叶いました。梅雨明けが宣言された日でもあったからでしょうか。
遠くは霞が掛かっていたが、大屋根の周遊路。実に心地良い海風が吹き、
快適でした。とは申せ、私の左足裏はまだ癒えてません。

杖を左片手に。日差しを遮るために購入した男性用・日傘を右手に。
ゆっくり、ゆっくりと歩く。フランス館・米国館・サウジアラビア館などを
左手に眺めながら。右手には大阪市内・そして大阪湾が一望。
ここがいちばん高いところと思う位置。大屋根から上に芝生が。

そこで座り込んで、正面側のリングを歩く人たち越しに地平線が・・・
雄大な景色です。これが「大阪のゴミ埋立地」だとはねぇ。
ここで「万博を」そして、大阪・関西圏のリゾート中心地・カジノとホテル、
ラスベガスのような街を。私はカジノには賛成しませんが、実にわかりやすい
テーマ設定です。大阪の人たちが「維新の会」を支持するのがわかります。

大屋根リング・1周に1時間半ほど。リング内には、5分の1ほど海の水が取り込まれている。夏開催を意識しての「水場」よく考えてある。因みにところどころに給水場。冷風が吹き付ける大型の扇風機。休憩所があちこちに。きめ細かな設営です。

それこそです。ひと回りして。喉が渇いた。大阪らしい看板が目についた。
大阪名物・たこ焼き500円・焼きそば500円・生ビール500円と・・
コンビニでも長蛇の列だが。このスペースだけは意外に。外国人にはわからないのかな?万博だがコテコテの大阪。昭和のおっさんには「ここだ」と。
まるで商業施設のフードコートの感じだが。いや、大阪下町の屋台風。

缶ビールのつまみは、南米産のタコ入りたこ焼きと、中国産の枝豆。
米国産のホットドック?流石にビールはキリンでしたが、これで万博気分(笑)

東西のゲート近くに、お土産販売の館が。どのパビリオンよりも、そこで並ぶ人がいちばん多いとか。如何にも日本人ですが。関係者に聞けば「飛ぶように売れる。ってこのこと」「関西一円からミャクミャクのロゴ入りお土産、各種が入荷されるのだが」運んで来る先からなくなってしまうと。

これって、万博の経済効果の象徴ではないですか。
私はミャクミャクが型押しされた和三盆」(小さな小箱・京都の銘菓店が製造元)をいくつか購入。(40分も並びました)夕方、帰路に着きました。

慌ただしい日程でしたが。
翌々日、竹糖と呼ばれる、在来種のサトウキビで丁寧に製造された
「和三盆」で抹茶を頂きながら、日本の日本的な万博を思い起こしています。
万博って、発展途上国が国の威信を掛けて開催するものかな。
ねぇ・・橋下徹さん。

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