なかなか理解できないものです。
「チョット、(やまだ ひろゆき)って人、何したの?」と、仏壇に手を合わせ、抹茶を一服i頂く出社前の一時、大正14年生れ83歳の母が聞きます。 「ウーン やまだ ひろゆき?」
昨日の地元紙一面見出し「山田洋行 水増し工作」。やまだひろゆきが悪事を働き、しかし、どうも辻褄が合わないので・・・、彼女なりに悩んだ結果の問い掛け。 「山田洋行は防衛省に戦闘機の部品や備品を納める商社だよ」「防衛省の事務次官と結託して税金を水増し、だまし取ったんだよ」と乱暴に説明。「(やまだ ひろゆきせんむ)って書いてあるから、てっきり人の名前かと思ってたよ」「ところで、山田洋行はゴルフばっかりやってた、あんたと同じじゃないの?」
「チョット待ってよ。」話はあらぬ方向へ。何事も息子の行動と照らし合わせるありがたき我が母は、やまだひろゆき、新聞一面、証人喚問、犯罪事件とゴルフ。そしてゴルフ好きの息子。大丈夫かいな?不安。まるで連想ゲームのよう。
最近、事件が起きると説明責任を果たせとよくいわれます。説明できないから、事件なんです。守屋前防衛事務次官が山田洋行専務と百数十回もゴルフに行ったことの説明なんて、出来ませんよ。
それを、今日の国会で答えさせようと「証人喚問」。「憶えていません」「刑事訴追の怖れありで答えられません」の連発が予想されます。
しかし、この事件は、「国防」の問題です。国民の命と引き換えの事件です。
あやふやのままで、終わらせてはいけない。与野党ともしっかり喚問願い、逃がさないで貰いたい。
戦前、看護婦として岐阜空襲で被害にあった無辜の市民の治療を経験した、83歳のけなげな我が母にも解るような、明確な解決を期待したいものです。
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