経済効果

ドラゴンズ日本一感謝セールで賑わいを。
あそこで、山井が交替か?ストパー岩瀬で勝利の方程式を貫くのか?テレビ桟敷の、にわか解説者達は、手に汗して悩んだに違いない。日本シリーズ第五戦。見応えのあるスピーディな投手戦に野球の面白さを堪能させてもらった。
翌日の新聞。ドラゴンズ日本一感謝セール満載の広告と20枚を越す折込チラシ。優勝決定時間、8時40分頃。その瞬間から、朝刊配達まで。修羅場と化した、流通、広告関係者の舞台裏。ご苦労様でした。
最近の日本プロ野球。大リーグと比べ、面白くない。何処が違うのか?山井投手の快投で気が付いた。彼は、キャッチャーからボールを受け取ると、直ぐに次の投球動作に入り、サインを除き、投げる。大リーグの投手も、考えて投げているのかと疑いたくなる程早く投げる。
野球というゲームは投手が投げなければ始まらない。それを、日本のほとんどの投手は、マウンドで回りを見たり、ロージンバックを何度も掴んだり、帽子を直したり、サインに何度も首を振ったり、袖を捲ったり、ムダな動作が多すぎる。だから、試合が間延びする。面白くない。
何故、スイスイ投げれないのか?簡単である。自信がないからである。何故、自信が付かないのか?簡単である。審判がストライクゾーンに拘るからである。ちまちまして、ダイナニズムがない。大リーグは、際どいボールはすべて、ストライク。だから、打者はスイングする。スピーディに試合が運ぶ。試合が動く、面白い。
ドラゴンズの日本一セールの経済効果はどのくらいなんだろうか?然るべき機関が調査、報告があるだろうが、流通、広告関係者の力の入れ方から推察するに、中京地区では、100億円は下るまい。
その、引金が優勝決定の試合を短時間で終わらせ、翌日の朝刊に、セール広告満載の時間的余裕を与えてくれた、山井投手の快投にあったと思うのは、広告屋の「さが」だろうか。
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