飛騨路に紅葉を堪能しました。
昨日の早朝、秋雨にけむる東海北陸道を一路、飛騨高山へ向かいました。先月、清見のインターから高山市内までのバイバスが開通。岐阜市内から、一時間足らずで、高山です。国道41号線を北上、車で三時間掛かったころと比べれば隔世の感があります。
11月というのに、街路樹の色付きも悪く、秋の気配が漂わない、季節巡りの遅さが気に掛かります。秋は「秋らしさ」に触れないと、何となく落ち着かないものです。
子供の頃、何度も叱られた。思い通りにならず「めそめそ」していると、男の子だろ、「男らしく」しなさいと。「うん」と頷きながらも、「らしく」ってなんだ。と思ったものです。
若者だった頃、電車の中、乗込んだ年配の人を見て、「席を替わりましょう。どうぞ」と声を掛ける。内心「どうだ、らしい。だろう」とほくそ笑む。
岐阜県は山国。美並を抜ける。木々の葉が「上部から色付いている」。郡上、大和、白鳥を抜ける。「黄色、橙色に交じる針葉樹の緑が深い」。鷲ヶ岳、蛭ヶ野、荘川「黄、橙、赤、茶、焦げ茶色、これぞ紅葉」車は、標高1048mを。日本で一番高地を走る高速道路。秋雨は上がり、雲が山脈に漂い、山が染まる。おもわず「これぞ、紅葉らしい紅葉だね」。美しい日本の秋に触れさせてもらいました。
「秋らしい秋」を楽しみながら、人として「らしく」ありたいなー。「らしく」あるには、どうしたらいいんだ?まず、「立ち止まって静かに考える時間」を持つ、そして、「僅かな勇気が必要かなー」などと巡らす、山国岐阜の車窓でした。
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