森づくり活動を運動化しよう!
会場に入りますと、得も言われぬ、ほのぼのとした温さを感じました。外気温は−2度なのに。元気の良い人。何かに向かって一生懸命な人にはオーラがあります。自分のことより周りの人。今よりも未来、将来のためにと思う人。そんな人には温さが溢れます。
150名程の椅子が用意された会場に、200名を越す市民に集って頂きました。それも、平日金曜日の18時半。飛騨高山の街外れにある世界生活文化センターに。仕事を終えた人。行政マン。主婦の方。年配者、学生さん様々な立場の人が。
参集の目的は「地域で支える森づくり、飛騨の「森と人の絆」を考えよう!と題した森づくり講演会。我社が飛騨高山で発行する「さるぼぼ倶楽部」が主催。市民に呼びかけました。NPO法人白川郷自然共生フォーラムの方が協力。林野庁「多様な森づくり企画立案支援事業」の一環でもあります。
さるぼぼ倶楽部は高山市(日本一面積の広い市)を中心に飛騨一円、約5万世帯に毎月一回、全戸配布でお届けするフリーマガジンです。そのさるぼぼ倶楽部のプログラムです。全国には年間数億部のフリーペーパーが発行されています。しかし、読者である市民と、作り手である我々が、「森づくり」をテーマに講演会を開催する、そんな無料誌があるでしょうか?
岐阜県立森林アカデミーの原島幹典教授は、基調講演「森づくり活動の歩み、これまでとこれから」で森林率82%(全国二位)の岐阜県だからこそ、森に関心を持つべき。それには、森林ボランティア活動を、運動化すべきではないか。と訴えた。
地球の環境を考える。温暖化防止に何んらかの行動を起こす。経済至上主義が齎す?自分のことしか考えない人が増えた時代に、自分より周りの人。今日より、50年、100年、千年先に目を向けることの出来る人。が講演会に集まった人達。その会場に温さが溢れるのは、至極当然。−2度の飛騨高山から立ち上る温さに、私の心も温かくさせて頂きました。感謝です。
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