NEWS ZEROの涙

報道番組の使命や重し。
この世の事は、この世で解決出来るものだ。と云った人がいます。長い目でみれば、そうなんでしょう。しかし、思い込み。面子。好き嫌いと云った、人の心や、考えの違いを正すのは難しいです。ましてや、社会の歪み、格差を解消するのは至難です。
テレビを観ますか?と聞かれると困ります。余り観ません。とは云いにくいんです。(広告の仕事で生きてる者が、それは、ないですよね)報道番組を、と答えます。その報道番組は、テレ朝の報道ステーション。NHKのニュースウオッチ。TBSのNEWS23。フジのニュースJAPAN。テレ東のニュースWBS。それに日テレのNEWS ZEROと目白押しです。
報道番組は、テレビ局の顔。社運を賭け大激戦を展開しています。、制作者は、片手に視聴率。もう一方に日々のニュースを追い。横目で他局を睨む。戦場です。視聴者は何気なくチャンネルを動かしますが、局の営業や広告屋等、関係者は、それはそれは、必死です。
2004年11月。高山市で村尾信尚(関西学院大学教授)さんの講演会がありました。ありましたのではなく、主催しました。なぜ主催したかと云えば「変えるためには、行動しなければならない。行動するためには、決意しなければならない。決意するためには夢を抱かねばならない。」そんな、彼の著書を読んだからです。
その講演会では国政への「この国の将来を見据えれば、消費税を上げなければならない。憲法9条は日本が世界に誇れる財産だ。国政を動かす第三の極が必要」と熱い思いを語ってくれました。
村尾さんとは、日テレの報道番組、NEWS ZEROのメインキャスターの村尾さんです。その村尾さんは岐阜県高山市の出身。しかもあの白線流しで有名な斐太高校卒。久しぶりに里帰り講演会が17日に開催され、出掛けました。
三年ぶりに聞く彼の話は一生懸命にぶつかるキャスター体験。数年間の経験を積めば、元来が誠実で人間味溢れた人。テレビ画面の評価も、うなぎ登り間違いなし。(広告屋のプロの目)日本有数のキャスターに育ちます。よくぞ、新境地を開拓された、と改めて敬意を表します。
村尾さんが、講演で締めくくった、この国の世界に誇れる三つの財産。「世界一の長寿国」「省エネ先進国」そして、大蔵省入賞時、宮沢喜一大蔵大臣が「戦争はいかん」「絶対にいかん」「君らはそれだけは肝に銘じろ」と云われた「戦争をしない国」。
その三点目を語った時、今年鬼籍に入られた宮沢氏を思いだしてか。感きわまり、涙を流す村尾さんに、「この世で解決でできないものはない」との気概を持って、格差解消に、報道番組から、鋭いメスを入れて貰いたいと、エールを送ります。
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