その日

金メダル、その行方は、日本か中国か?
年が変わればオリンピックイヤー。スポーツの祭典が開催される。ギリシャのカタコロン、聖地オリンピアで聖火が灯される日が待ち遠しい。チャンスがあれば、北京に足を運びたい。(でもテレビ桟敷がいいかな)
北京オリンピックには、東京大会が日本の経済発展の起爆となったように、88年のソウル大会が韓国を先進国に導いたように。中国の威信と未来が係っている。
成功のポイントは中国のメダル数。獲得に選手の育成、強化にも力が入る。人材の宝庫、中国全土を探せば、全競技にメダル獲得の逸材を揃えることが可能だろう。
昨年、名古屋証券取引所主催の講演会で、シンクロナイズドスイミング中国ヘッドコーチに就任した井村雅代さんの話を聞いた。私も多くの著名人の話を聞くが、一切の妥協を許さず、目的、目標に向かい、人間の極限にチャレンジ、成功した指導者の話に勉強させてもらった。身が奮えた。感動した。
中国13億の民。如何に逸材が現れようとも、本物の指導者に出会わねば、人は育たない。メダルにも届かない。どの分野にも指導者と云われるプロはいる。しかし、本物の指導者を見分けるのは難しい。オリンピックを司る中国首脳部の指導者を「見る目が」試される。
私にリーダーを「見る目が」あるわけではないが。講演を聞いて、彼女は本物の指導者だと思った。「私はプロ。日中友好のために中国に行くのではない。」と語った、彼女の指導者魂に、心からエールを送りたい。許されるなら、帰国後、彼女に講演をお願いしたい。
北京オリンピック。シンクロ競技。ロシアを破り、彼女の手塩にかけた日本と中国のチームが、金メダルを賭けて競う「その日」を、中国首脳と指折り数え、楽しみに待ちたいものだ。            Goto

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