Reの時代

山を守る知恵!
昨夜は気の置けない仲間と一年の反省会。唐揚げに、酢豚、餃子に、焼きそば、チョット濃いめの中華料理、招興酒とマッチ、お蔭で、少々過ごした。久しぶりの二日酔いに、とぎれとぎれの記憶をたどれば、年甲斐も無く、議論に熱くなった。赤面の限りだ。
なかでも熱かった話題は、環境問題。話は、仲間の一人が持参した「マイはし」から始まった。岐阜県は、地球温暖化防止策の一環として、この12月から、「県民マイマイはし使用宣言」を打ち出し、本格的な県民運動を始めた。
運動は、県議会の循環社会・防災対策特別委員会(なんとも勇ましい名称だ)が率先垂範、昼食会でアピール。果たして運動が、県民に定着するかどうか。議論はそこから始まった。地球温暖化に繋がるのか?それともパフォーマンスなのか?県民の意識改革に役立つのか?
運動を広げるには「箸の輸入を止めるべきだ」「それは解りやすいが、実現不可能だな」、「岐阜県はレジ袋の有料化を進めている。飲食店での箸の有料化はどうか」「競争が激しい飲食店でそこまで、やれるかな」喧々諤々。
仲間の一人がアイディアを出した。「俺は代々、山を預かっている。山を守るには、間伐、すそ刈りをしなけりゃ、山は荒れる。荒れりゃ、温暖化。しかし、それには費用がかかる。国産材の価格は下落。木は売れても利益はでない。予算は何処からも捻出できない。」
「そこでだ。間伐材で箸を作る。作った箸を買ってもらう。それは、箸を媒介とした募金活動。その浄財で間伐、下刈り費用に充てる。」「山を守り、かつ、マイはし運動を推進する。県民の意識も醸造される。一石三鳥だが、どうだ」。いやいや、頭のいい奴だ。成る程、まさに、県議会の勇ましい「循環社会特別委員会」も真っ青。
よし、その案、県民の意識改革に最高だ。この「山守り、イン、マイはし運動」盛り上げよう。「では具体的にはどうするか・・・・」「まずは・・・乾杯だ。」その辺から、しどろもどろ。そうだ、今年の始め、環境が大きな社会問題となる。日本は「Reの時代」を迎える。と「中広報」に書いた記憶が、酩酊した頭を過った。
                         Goto

コメント