約4万4千人

心を開く人、閉じる人。
気の遠くなる研究に「えきがく」調査がある。
人相、手相、占い、風水といった類の「易学」ではありません。
病気や健康状態について特定の多数集団を対象に、その原因や発生条件を統計的に明らかにする学問。「疫学」のことです。(対象が違うが、広告のマーケッテング調査も、同傾向の学問か?)
「疫学」調査がなぜ、気の遠くなる研究かと言えば、対象サンプルが多いほど、調査期間が長いほど、その結果に信憑性があるからです。
厚労省研究班が、こんな疫学調査結果を発表をしました。
約4万4千人を対象に「心が落ち着き安心できる人がいますか」「週一回以上話す友人の数は」などの4項目を点数化、「とても多い」「多い」「ふつう」「少ない」に分類、10年間調査。
そのうち、1057人が脳卒中を発症し、327人が死亡。
で、「周囲に、支えてくれる人」の「少ない人」と「多い人」と比べると、脳卒中で死亡する危険性が1,5倍に高まると。
調査結果のまとめは「脳卒中になってから回復するには、心身の支えとなる身近な人の存在が重要」としている。
また、ブログが長いと叱られそうだが?
この気の遠くなるような手間をかけた疫学調査結果。あなたは、どう思いますか?
脳卒中は身体の自由を奪う病です。人に心を開かない人は、人を支えることも、人に支えられることも、ない。私は、この疫学調査に、深く考えさせられました。
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