もうひとつの顔

人には幾つかの顔があります。
ひとつは、精魂込めた生計。仕事の顔。
自分の時間を磨く、プライベートな顔。
家族と接する顔などです。
昨日、社員の結婚式と披露宴に招かれ、参列させていただきました。
同僚の二人が、職場と家庭、二つの顔のハザマで愛をはぐくみ、
ゴールインしたことに心より祝意を表します。
おめでとう。
嫁ぐ娘と腕を組み、好天の長良川畔に設けられたバージンロードを歩く、新婦のおとうさん。
そっと、目頭に手を当てる姿に。一年半前の我が事を思い出し、おもわず胸がジーンと熱く。
クリエイティブ部に所属、最近腕を上げ、充実した仕事に取り組む新郎。
「こんな席でしか、照れていえませんが、とうさん、かあさんのお陰でここまでこれました」と。
「かあさん、とうさんの子供でよかった。弟妹に恵まれ。ありがとう」と。
清楚で真摯な仕事ぷりの新婦が綴ったお礼の一文。
こんな、家族思いの素晴らしい若者達を預かり、仕事の顔を共有できる。
こんな幸せなことはない。
事業冥利に尽きます。
事業は雇用なんだと、改めて、縁に感謝です。
「二人で決め、二人が企画した、思いのままの本日です。不行き届きあったかと存じますが、
慶事にてご容赦願います」と控えめに謝辞を述べられた、新郎のおとうさん。
そんなことはありませんよ。心のこもった、温もりいっぱいの披露でした。
二人の幸せを心から祈り。
頑張って、頑張ってここまで育てられた、
ご両親のもうひとつの顔に乾杯です。
                       Goto

コメント