百年先

チョット嬉しいお知らせを。
いや、結構、喜んでいるお知らせを。いやいや、相当興奮しているお知らせを申し上げます。
この数ヶ月。やけに、態度がデカく、腹を突き出して,実家を闊歩する娘。
横目でチラチラ、大丈夫かいな。と妙な不安を押さえ、ソッと眺めていました。
昨日の午後。名古屋でお客様と打合せ中に。
家人から、「生まれました」と連絡が入り、「そうか生まれたか。」と渋い顔で格好付けつつも。
思わず「にんまり」。たまたま、同世代のお客様。「初孫ですか?ご同輩おめでとう」と声掛けられ、
「いやいや」「お宅もですか?大変ですね」なんて、わけもなく狼狽。
名古屋からの帰路。病院に立ち寄り、恐々覗くガラス越しの保育器。
「この子が。う〜ん。う〜ん。」と唸るばかり。えもいわれぬ喜びが、ジワッと込み上げる。
急に淑やかになった娘と握手「頑張ったね」と。
お産に立ち会った婿殿に「良かった。おめでとう」と。
春の穏やかな夕日に映え、新緑に萌える「金華山」を仰ぐと、
そこに、亡き親父殿のにっこりとした顔が浮ぶ。
「貴殿の曾孫が生まれましたよ」と報告。
人の世は、こうやって、受け継がれて行くんだ。と、しみじみ。
この新しい命は22世紀へ向かって、生きるだろう。
そう思うと、「ジジィ」はニヤニヤしてもいられない。
この子が生きる「百年先」の社会のために、
残された時間、何が出来るか?何をなすべきか?と気を引き締め。
我が故郷の金華山に「生まれてくれてありがとう」と手を合わす。
                         感謝   Goto

コメント

  1. 谷口 里美 より:

    おめでとうございます。
    私も長子を産む時は大きな態度と大きなお腹で実家におりました。
    父がお風呂に入れてくれ、母は私たちの世話を当たり前のようにしてくれました。
    2人が孫育てで時折喧嘩をしてくれたことも・・・
    先日より高校生活を始めた娘の成長を楽しみにしてくれていた父。「高校生になったら化粧するんだろうなぁ・・」と呟いていた事を思い出しました。今でも“ジジ”と慕いお墓や仏壇に手を合わせる二人の子供たちを見るたび祖先に守られて生かされていると実感します。

  2. Goto より:

    ありがとうございます。
    随分久しぶりの方からも、メールや電話を頂き感謝してます。多くの方にブログを読んで頂いていること実感しました。
    様々な喜びがありますが。誕生の喜びは格別です。勿論、達成の喜びも、また、格別です。どうせ一度の人生、苦虫を噛み潰した顔にならぬよう、喜びに溢れる笑顔の生き方がしてみたいものです。   コメント頂き感謝です。    Goto

  3. リミスキー・コルサコフ より:

    初孫ですか。おめでとうございます。私の方が2年ほど早くジージになりましたが、誕生日のことは良く覚えています。私は仕事で広島にいたのですが、予定より2〜3日早めでした。その数年前女房の父親逝去の時も私は広島に居ました。人生60年で4回しか行ったことの無い広島での出来事でした。今年は二女も出産予定です。この子達の為にもホント頑張らねば!

  4. 安藤 継人 より:

    おめでとうございます。
    ついこの間ご結婚されたばかりの娘さんが、もう一児の母とは早いものです。驚きました。
    私も長女が生まれた18年前、妙にうれしくて照れくさくてニヤニヤしっぱなしでした。
    初孫出生のときも、同じ感覚・感動を味わうのでしょうかね。
    暗いニュースばかりの昨今、生まれてくる子どもたちのためにも明るい未来を!

  5. 関谷 公児 より:

    おめでとうどざいます。私の子どもが生まれた時のことを思い出しました。普段からあまり話さない自分の父親もそんな気持ちだったのかなと。
    たいしたことはできないかもしれませんが次の世代のためにこの一瞬と向き合っていこうと感じた朝でした。