どこかでけじめを。
小学校での朝の読書運動が定着していると聞く。
ぜひ、先生方には頑張ってほしいものです。
読書は知的好奇心・向学心を最も端的に表す行為
活字に弱いと、間違いなく能力に差が出る。活字を読む習慣は人生を豊かにする。
と、「声に出して読みたい日本語」などの著書がある
教育学、コミュニケーション論の専門、斉藤孝明大教授は言う。
知的好奇心は抜群で本は読まない。本は凄く読むが知的好奇心はない。
こんなことはありえまません。読書は知的好奇心の必要十分条件です。
小学校の一年生と六年生の国語の教科書のページ数が同じだと、知ってました?
知りませんでした。私は六年生のほうが、分厚いと思ってました。
一年でも六年でも配分される予算が同じため、ページ数が同じになるんだそうです。
折角、朝の読書運動で、読書習慣を身に付けても、どこか、ちぐはぐです。
斉藤教授は、中学になると、国語の教科書が、一気に大人の読書の世界に入り
内容が難しくなると言う。小学校を卒業すれば、一足飛びに大人扱い。
それが原因で、中学生は本を極端に読まなくなるそうです。
そう聞けば、中学校でも、先生方が頑張って、朝の読書運動を実施して欲しいものです。
四月は、新年度。小学校から中、高、大学へ。
更には大学から社会人へ、期待や希望に胸膨らませ、勇躍、ステップした月です。
しかし、一ヶ月過ぎますと、環境にもなれ、周りが見えてきます。
そうなりますと、期待や希望は、落胆と失望に変り、職場や学校を辞めたいとなります。
それが、巷間言われる五月病の始まりです。
私は、「知的好奇心はあるが、本を読まない」若者に、五月病発症が多いと思ってます。
取り分け、社会人は、小学生のように、朝の読書運動を強要されるわけではありません。
読書をする時間は、自分の意思で作らなければ持てません。
ゴールデンウイークに入ります。ここは、勝負どころ。
五月病に罹るか?それとも、期待や希望に向かって勇躍するか?
読書が、人生の分かれ道です。
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