その日には、その日の意味があります。
メーデーの起源は、1886年(明治19年)5月1日。
アメリカの労働者が8時間労働を要求して、ゼネストを実施したことに由来します。
今年も4月26日、連合系の「第79回メーデー」が
働く人々の連帯と団結を!スローガンに開催されました。
最近のメーデーは4月の最終土曜に変更されたようです。
全労連系は、5月1日なのに。不思議です。
カレンダーでは、4月の後半からゴールデンウィークが始まります。
5月1日ですと、その間(はざま)。集会参加に支障のないようにとの配慮なんでしょう。
それにしては、経済不況下にあえいでいるのに、参加者の数も、主催者発表とは、随分かけ離れ。
組合の、スケジュールに乗っているだけで、おざなり「メーデー」の印象をぬぐえません。
メーデーは、労働者が「もの申す」絶好の機会です。
年金、医療等、不安が募る社会保障の問題、環境、人権問題等、政治的要求が山積です。
メーデーの原点に立ち返って、組合は、緊張感ある姿勢で取り組んで欲しいものです。
それには、連休であろうが、その間であろうが、5月1日に実施すべきではないでしょうか。
メーデーもそうですが、自分たちのご都合主義を振りかざしての、
「もの申す」では、人の心に響かないのは明らかです。
カレンダーで気に入らないのは、成人の日。海の日。
敬老の日。体育の日。勤労感謝の日が、月曜日に変更されたことです。
祝祭日には、その日を記念日した、意味があります。
それを無視して、三連休にした。それで良いのでしょうか?
こじつけるつもりはありませんが、昨今の、敬老精神の希薄。
勤労意欲の低下。子供への虐待などは、記念日の変更にあるのではないかと思います。
休日を設けることは、結構なことです。
しかし、なぜ、休日なのかを、意識することなく、連休にして浮かれている。
それでは、国が乱れても仕方がありません。
その乱れに、「メーデー」までもが、便乗、5月1日をないがしろにする。
4月の最終土曜のメーデーに、「5月1日を働く者のために、祝日にせよ」と
もの申した昔日が、虚しく蘇ります。
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