分母

読んでる人は読んでます。
嬉しい調査結果です。
日本新聞協会が「07全国メディア接触・評価調査」を発表しました。
調査対象のメディアは、新聞、テレビ、ラジオ、雑誌、インターネットの5メディアです。
その結果、新聞の接触度、つまり、読んでいる度合いが92、3%だそうです。
活字離れが、気になる昨今、嬉しい報告です。
協会は「日常生活に欠かせない基幹メディアであることが証明された」と分析しています。
ちなみに、テレビ99,1%。ラジオ55,8%。雑誌74,5%。インターネット63,3%。
新聞への評価は、社会に対する影響力がある。60,7%。情報源として欠かせない53,8%。
知的である50,6%。などの項目で高い評価を得ています。納得です。
社会に対する影響力の項目では、NHKテレビが52,8%で最多だったようです。
新聞広告作りを生業とする身には、力強い援軍です。
スポンサー各位には、ぜひ、新聞広告の価値を見直して頂きたいものです。
ところで、このデータ、調査対象はどうなっているのか?
昨年の10月、全国の15〜69歳の男女6000人を対象に実施したそうです。
調査から発表まで、半年以上。ちょっと期間が掛りすぎかな?って思います。
回答率は?って、調べますと、60,3%の3620人だそうです。
新聞の全国購読率が60%強と言われています。
3620人の回答者の92、3%、つまり、新聞購読者が、新聞を読んでいること、との調査???結果。
メディアの健全な発展と新聞の普及率拡大を、と、願う一人として、
分母が、曖昧な調査に、ぬか喜びでは、新聞衰退に歯止めはかからない。と心配です。
                              Goto

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