主婦の友

寂しいですね。
新しモノ好きと申しますか、懐古趣味と申しますか?
時の話題に直ぐ反応、なんでも飛びつく性格は、一生治らない。そんな、私です。
本屋、雑誌コーナーの定番。主婦の友が、6月号で廃刊と聞き、早速入手。
表紙には、最終刊号。91年間ありがとう。とあり、また、雑誌が消える、一抹の寂しさを憶えます。
別冊付録が、二つ。大正六年の創刊号(抜粋)と、91年に見る「暮しの知恵」総集編。
本紙の特集には、91年の歴史を飾った239冊の表紙の変遷が掲載。貴重なお宝の一冊です。
今では、夫が意気地なしですと、直ぐに離婚ですが。創刊当時は、女性に厳しい時代。
新渡戸稲造 が「夫の意気地なしを嘆く妻へ」との一文を寄せて、結婚観を語ってます。
「暮しの知恵」では、時代背景が色濃く出て、まるで、日本女性の市井史のようです。
表紙の変遷は、昭和38頃までは美人画。平成5年までは女優さん。その後はINDEXが表紙に。
特集239冊で男性が表紙を飾ってるのは、ただ一人。誰だと思いますか?
平成15年から19年までの新年号に氷川きよしさんです。なぜ彼なのか?????
編集後記には、廃刊ではなく、休刊。「家庭の幸福と女性の地位の向上」という
創業者の掲げた理念のもと、それぞれの時代で暮しに役立てたのではないか」と。
雑誌名を社名にしている「主婦の友社」の関係者は、辛い決断だったと思います。
編集長の「休刊は、新たなスタートの始まり、これからも女性がより豊かに、より快適に、楽しい生活を送るための雑誌をお届けることが、91年も支えてくれ読者への恩返し」に心意気を感じます。
主婦の友、最終刊号。話題の一冊、懐古趣味で捲ってます。
Goto

コメント