タバコ考

税のこと、あまりにも知りません。
たばこの増税案が急浮上してます。
そもそも、税は、広く薄く徴収するのが、基本じゃないかと思います。
私はタバコを飲みませんから、一箱300円が、1000円に、なろうが、2000円になろうが、
関係ないと、いえば、関係ないんですが。
たばこの税収は国、地方を合わせて、年間2兆2千億円。1000円にすれば、
8兆円程度の増税になるという。消費税2,5%分だそうです。
いかに、税収難といえども、国民の楽しみ、嗜好品に、大幅な税を掛けるのは、如何なものか?
私は、酒が好きです。いわゆる酒呑みです。タバコの次に、酒税が増税され、ビールが一本、
千円にでもなれば、そりゃあ〜、飲めませんので、我慢するか、密造でも考えるしかありませんね。
公営ギャンブルの、胴元収入(税と考えましょう)が、現行の25%から、50%に上がれば、
当り券が、賭け金以下の配当が頻発します。誰も、公営ギャンブルなんか、やりませんよね。
闇の賭場あちらこちらで開かれることになるでしょう。
日本は、自由な国です。宗教的に酒を飲まない習慣もない。どこでも買えます。
競輪、競馬、競艇とギャンブルも、どこかで開催されています。タバコも街角で買えます。??
(ちょっと、待った。タバコは、成人識別用カード「TASPO」(タスポ)がなければ、自販機からは買えなくなりました。)
が、タバコ以外の嗜好品に度を越した税額を掛けますと、
需要は減りますから、返って、税収が減ったり、犯罪の温床になったり。逆効果も考慮すべきです。
禁酒法時代のアメリカ、暗黒街のシカゴです。
とても自由な国とは言えなくなるかも知れません。
酒、ギャンブル、タバコが、悪である、だから、増税は、国民の賛意を得る。そんな考えがあるとしたら。
それは、ガラスの社会。一見無色透明ですが、すぐに壊れるゆがんだ社会だと思います。
税を負担するのは、国民の義務です。ましてや、この国が自由な国であり続けるには、
その代償は、必要です。納税を嫌がる国民は、未成熟です。それも、ゆがんだ社会の象徴です。
税制の改革は難しいです。しかし、それが、政治です。
誰もが不公平感のない税制を敷くのは人間社会永遠の課題かもしれません。
税制の基本は、広く、薄くです。その原点に立ち返るには、あまりにも、かまびし過ぎる社会。
だから、策を弄するのも分かりますが、たばこの大幅増税しか、知恵がないとは???
いやいや、政治家に知恵がないのじゃない。国民の殆どが、あまりにも税について、
知らなさ過ぎるのが、タバコ大増税案浮上の原因かも。
酒が呑めなくなっちゃ大変だから、私も税の勉強始めるかな?
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