高齢化社会について、考えてみました。
最近、「頭が下がる」老人に、あまり出会いません。
生活の危機を煽り、権利ばかりを主張する高齢者を報道するメディアのせいでしょうか。
これまで、頑張ってこの国を支えてきた人達に対する仕打ちは許せない。と
後期高齢者医療制度を、ここぞとばかりに、問題視するのも、考えものです。
批判を恐れずに申します。かなり乱暴ですが、よく考えてみる必要があると思いますから。
高齢者はそんなに、偉いのですか?年寄りはそんなに、大切なのですか?
じゃ〜なぜ、子は親の面倒を見ないのですか?
老いた親を、放置し、都会に出て行くのですか?なぜ、同居しないのですか?
国や、地域の行政やコミュニティーに任せきりなんですか?
高齢者を大切にするなら、子は親と一緒に暮らすはずではないですか?
高齢者問題は、国の問題でも、政府の問題でもありません。
家族の問題です。親を敬う心が希薄なのが原因です。
社会は、高齢者を大切だとか、偉いとか思ってないのです。
それを、高齢者も分かっているから、国や政府の責任にすり替えているのです。
子に面倒を見てもらえない腹いせに、権利を振りかざし、社会を呪って、
政府を批判する。それを、メディアが煽って、どうする積りでしょうか?
高齢化を解決するには、高福祉しかありません。それには高負担(大増税)を覚悟する必要があります。社会全体が、その覚悟もせずに、高齢者問題を論じても、虚しい限りです。
わが社の創業者の一人である、大先輩からお便りを頂きました。
先代と同年、来年米寿になられます。
内容を抜粋しますと「貴君の6月4日ブログを偶然に読んだ。尊父の誕生日は承知していたので、
これは仏縁だ。先週、上海の結婚披露宴に招かれ、そこで、尊父に世話になったと、名前が出た。
それも奇縁か。宴席で、中国語でスピーチした。おもわぬ大賞を受け、唯一の外人として
面目を保った。万博に来いと誘われ、寿命と健康が続けば行きたい。」とのこと。
氏には、先代亡きあと薫陶を受けました。とても勉強家で、自立心高く、毅然とした方でした。
連れ合いを亡くされひとりでお住まいと聞きます。
87歳にて、パソコンを駆使し、中国語にチャレンジ、見事習得。
この大先輩の、ドッシリとした、生き方に「頭が下がり」ました。
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