母校のために

第90回全国高校野球選手権記念大会、「この一球に、かける夏」
暑いですね。昨夜は、窓を開けるか?
冷房を入れて、休みたいほどの熱帯夜でした。
今年の夏は、猛暑だぞ。と、思わずにはいられません。
特に、上昇する気温と湿度以上に、スポーツで、更に、暑い夏が予想されます。
勿論、8月8日から始まる北京オリンピックに国中がヒートアップするんでしょうが、
今日から始まる高校野球の地方大会も、郷土の声援を背に、暑さを増幅させるに十分です。
夏の甲子園、今年は90回の記念大会。あの、野球憲章に抵触したとか、しなかったとかで、
大騒ぎした特待生問題はどうなっちゃたのか、結末が良く分かりませんが?
少なくとも3人の若者が、メディアを通し、世間の指弾を浴び、挫折したことなど、
とうに忘れ、振り返ることもなく、沖縄大会を皮切りに7月の末まで順次開催されます。
昨年は4081校が参加。今年は例年より6校多い55校が甲子園に出場できる。
参加校も更に増え、まさに地方から猛暑の夏が始まります。
我が岐阜県も、66校が参加。7月5日から開かれます。
注目は、26回出場の古豪県立岐阜商業でも、昨年春の準優勝校、名将坂口監督の大垣日大でも、
総合力で優る中京でも、140?`代をコンスタントに投げる本格派投手を擁する岐阜城北でもない。
廃校問題にゆれる「市立岐阜商業」です。
市岐商は、県代表を掴んで、甲子園に駒を進めても、たとえ、選手権大会で全国優勝しても、
廃校は避けられない。
それでも「母校のために」団結して「一球にかける夏」を戦う、その姿に熱くなりそうです。
郷土を愛する一人として、球児にこんな思いで試合させるのがいいんですかね?
とても憂鬱な気分です。この問題の解決策は、一つです。
二つの商業高校を統合することです。もともと、岐阜商業は市立でした。それが、県立となり、
戦後、子供の増加と商業都市岐阜を支える人材の確保の必要性から県立を市立と分割したのです。
そうなんです。岐阜市に在る、二つの商業高校はもとは、同根なのです。
少子化の時代、廃校よりも統合を、なぜ示唆しないのか?私にはわかりません。
特待生問題の結末が曖昧なのは主催する全国紙のエゴが原因と聞きます。
市岐商廃校の問題も、為政者のエゴで、高校生をもてあそばないで欲しいと思います。
フェアープレーを期待するのは、高校球児にではなく、
スタンドの大人たちにではないかと、思うと、ますます、この夏が暑くなります。
頑張れ!!。球児たち。ガンバレ!!アスリートたち。            Goto

コメント