若き「ジュードー(柔道)家」に日本の明日を期待する。
九州北部の豪雨、数時間で、6月の雨量の半分近くが降ったとか。
この辺りも夜来から激しい雨です。バケツをひっくり返した、様(さま)何でしょうね。
まだ、降るとの予報です。野も山も、町も人も、そんな大雨の準備をしていませんので、
あちらこちらにほころびが出て、大きな被害にならねば良いがと心配です。
人の力では、如何ともし難い自然の猛威には、ただ、頭を下げ、身をすくめ
通り過ぎるのを、待つばかりです。
中国の人権問題が国際的に火を噴いた北京オリンピックの聖火リレー。
四川の大地震の後、報道が途絶えていましたが、悲しみを乗り越え、
粛々と進められていると聞きます。被災者には、五輪も虚しく響くのでしょうが、
聖火を繋ぐ姿は、被災者を励まし、明日への勇気を与えてくれるに違いありません。
国威発揚、国力顕示、民族の団結、経済の復興。発展。先進国への仲間入り。
北京五輪は、中国政府の、さまざまな政治的、思惑を含んでいたのでしょうが、
大自然の猛威はそれらをぶっ飛ばした気がします。
国際社会も、中国政府も冷静に謙虚にスポーツ祭典の原点に返って欲しいものです。
8月8日の開会まで50日を切りました。
日本の出場選手も、最終調整に汗を流していると思います。
大自然の猛威に犠牲になった全世界の被災者のためにも、力の限りを尽くしてもらいたい。
日本人のみならず、全世界に感動を与えて下さい。
私は、柔道100キロ超級(無差別なんでしょうね)の石井慧選手に期待します。
「練習で手を抜くような奴とは口も利かない」そんな厳しさが素晴らしい。
「寝技は弱い者が強い者に勝てる。練習するだけ強くなれる。寝技にはスランプがない。」
「立ち技みたいに審判の判定に左右されない。どんな格好であれ25秒間押さえれば一本」
日本柔道は、世界のスポーツ「ジュードー」となりました。
石井選手は、21歳、彼の一連の発言は、日本人で始めての「ジュードー」家だと思います。
彼は、大自然の猛威に頭は垂れても、通り過ぎれば、不屈の精神で復興する。
そんな苦境下の希望の星になれる逸材ではないか。と大いに期待してます。
奇しくも、彼の北京での出番は、柔道最終日の8月15日。彼の金メダルから
どんな日本の未来が見えるのか。梅雨に頭を垂れながら、指折り数えてます。
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