事大主義

悪法には毅然と立ち向かおう。
不況だ。大変だとは言いたくありませんが、
建築不況は深刻です。力を合わせ何んとかしましょうよ。
耐震強度偽装事件に端を発した改正建築基準法の施行から一年。
政府は住宅着工数が増加したことをもって、混乱は収束。法整備が整ったとの見解ですが、
とんでもない。建築業界は法改正に揺さぶられ足元はグラグラ。それに原油高、原材料高が追い打ちを掛け、企業倒産や廃業は減少するどころか増加、地方は無残で、悲惨な状態です。
悪法も法なりといえば、それまでですが。
書類審査を厳しくして、審査期間を新設しましたが、商品の過剰包装のようなもの。
「国民の安全」を美名に、官僚の保身のためとしか考えられない。この悪法。再改正しない限りは、
建築業界が立ち行かない。不況が長期化する経済を再生させることはできないと思います。
日本人には長いものには巻かれよ。お上に楯突くな。そんな事大主義が蔓延っていますが、
それでいいのでしょうか?その「せい」で、社会は閉塞感に包まれ、経済は疲弊しつつあります。
我が岐阜には、臭いものには蓋をしない。間違いがあれば相手が誰であろうとも、それを、決然と正す。
そんな、勇気ある建築会社があるのを知り、私は心底敬意を表し、エールを送りたいと思います。
その会社は、建築業界の官製不況に「建築基準法再改正の国民運動を議員立法で起こそう」と、
毅然たる態度で立ち上がりました。
時代は変化してます。建築関連の関係者は、過去のしがらみを捨て、事大主義から脱却して、
この会社の考え方を真摯に受け止め、立ち上がるときが来た。と思いますが。如何でしょうか?
力を合わせ、声を上げれば、悪法の再改正も不可能ではない。
(朝日新聞7月26日付13版岐阜6頁の意見広告に感動して)
                             Goto

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