長丁場

民主主義って、時間が掛かるものですね。
人間にとって一番の長丁場は、人生ですね。
生まれてから死ぬまでの時間ですから。でも、その人生を包む社会を醸成するには手間が係りますね。
生物で一人前になるのに最も時間を要するのは、人間です。
大概の動物は、生まれ落ちれば、すぐに立ち上がり、自分で生きていこうとします。だが人間は・・・・。
特に、最近の日本では、高学年化が進み、通常、22歳(大学を卒業する)まで、学生。社会人としてはまだ、半人前。これも長丁場過ぎるかもしれません。
また、普通のサラリーマンは、60歳で定年。日本は人生80年時代を迎えた超高齢化社会。
その後の20年は、老後と称して、社会の一線からリタイア。これももったいない長丁場ですね。
折角の人生、有意義に長丁場を過ごしたいものです。
長丁場といえば、アメリカの大統領選挙。確か?11月4日に選挙が実施されたと記憶しますが。
二週間たって、やっと、選挙人の獲得数が決まったそうです。悠長な話です。その選挙人による投票は、12月15日。そこで正式に次期大統領が選出される。日本の選挙とは方式が違うわけですから、なるほど、と言う以外にないのですが!!!
予備選挙から、一年半。世界中で、トップリーダーを決めるのに、こんなに長丁場の国はありません。
これくらいの時間を掛けて、人物の隅から隅まで、真っ裸にして、点検するのが、アメリカ流の民主主義なのでしょうか。
驚きです。で、この長丁場の結果。オバマ29州365人。マケイン22州173人。オバマ63%の選挙人。得票率は、オバマ53%、マケイン46%。この集計に2週間も掛るようでは、とても先進国とは思えない。合理的な国にしては、随分気の長い国民ですね。
子供を一人前にするに20年。老後の時間を20年も与える?日本で、
選挙の集計にこんなに時間を掛ければ、上へ下への大騒ぎ。大変なことになるでしょう。
人生も長丁場ですが、民主主義を醸成させるのも、長丁場なんですね。
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