身の回りの「いじめ」に注意深くなりたいものです。
昨年度の小中高生を対象にした「いじめ」(文科省)「児童生徒1000人当りのいじめの認知件数」で我が岐阜県が全国最多と発表され、え〜と。驚きました。
岐阜県が、各種、各機関の都道府県調査や統計で、一番上に位置するなんてことは、めったにありませんので。ましてや、子供の問題で・・・・・。
しかし、新聞紙上で掲載された内容をよく読んでみますと、これは、岐阜県の誇るべき「全国最多」だと理解しました。いじめ件数が多いのを誇るのもおかしな話ですが。
なぜなら、昨年、瑞浪市で起こった中2生徒の自殺を受けて、県教育委員会は児童生徒に対するアンケート調査を公立の小中高全校で実施。「小さないじめの兆候も徹底的に掘り起こしている」。つまり生徒と教師が真摯に「いじめ」と向かい合っている証だからです。
昨今兎角、教委に対する存在価値が問われ、世間の厳しい批判にさらされていますが。岐阜県教委の「いじめ」に対する取り組みは、高く評価されてしかるべきだと思います。
「いじめ」嫌な言葉ですね。「いじめ」ほど人間の屈折を投影しているものはないと思います。人間社会のひずみの露呈ともいえます。子供の「いじめ」とどう向き合うのか。立派な教育です。
できうれば、その「誇るべき」調査結果を踏まえ、県教委、教師が一体とり、一つ一つの「いじめ」の本質を抉り出し、岐阜県は「いじめ」解消、全国最多という名誉を誇って頂きたいと願います。
勿論、「いじめ」は、教師の努力で解消できるものではありません。
私たち市井のおっさんも、おばさんも、愛すべき故郷の未来のために、襟を正さねばなりません。
それには、自分の足元、身の回りに、虚勢がないか?改めてチエックする必要があると思います。
なぜなら「いじめ」は人間に潜む優越への虚勢だからです。
ガンバレ!!岐阜県教育委員会。 Goto
コメント