死して後、人の役に立てるなら・・・・・・・。
私の尊敬する友人。残念ながら、亡くなって5年半の歳月が流れますが。
彼は、晩年肝臓を患い、韓国で生体肝移植を受けました。その後の壮絶な生き方に、今も、感動しています。
先般、岐阜県ジン・アイバンク協会、発足20周年、記念フォーラムに参加。活動の一旦を知る機会を得ました。関係各位の積年に亘る努力に心より敬意を表す次第です。
頂いた資料では県下に、いかほどの臓器移植医療を望む患者さんがおられるかは分かりませんが、20年間に307件の角膜移植と53件の腎移植が行われとあります。
臓器移植法が施行されて、11年。移植医療は臓器提供者(ドナー)の絶対数が増えない限りは成り立ちません。それには、国民の知識を深める地道な普及啓発活動が、今後も、必要と学びました。
友人の例からして、移植に関する医療技術の進歩は目を見張るものがあります。移植後、三年余の命でしたが、社会復帰し、人生の限りを尽くして、生き抜いた友人の姿を知る一人として。
私もドナー登録します。幸いに15歳以上であれば、高齢でも、病気で薬を飲んでいる場合でも、臓器の提供はかまわない。腎臓は70歳代の提供も可能とあります。
「人の身体は、その人であって、その人ではない。仮に有ると書いて「仮有(けう)」と言う、その骨も、皮膚も心臓も、生まれてからずうっと同じであるように思えるが、ひと時として同じではない。常に変わるものである。」
「どうせ燃やして灰になってしまうのだから、死して後、人の役にたてるならこんなありがたいことはない」私は、今月還暦を迎えます。還暦の祝いに、臓器移植のドナー登録ができるとは、幸せ。天国の友人に合わす顔ができます。
発足20年を迎えた岐阜県のジン・アイバンクの活動に心より敬意を申し上げ、そのフォーラムの企画運営を担当した、中広ソリューション事業部スタッフの献身的な仕事っぷりに感謝します。
ドナー登録を終えて。Goto
ジン・アイバンク20周年フォーラムで小林理事長から表彰を受ける団体。
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