心得

経営者とは常在戦場ですね。
最近、私の顔が先輩面をしているのだろう。不況に打つ手はあるか?と、若い経営者に聞かれる。
そんな、難しいこと。分かれば苦労はしない。こちらが聴きたいくらいだ。と言いたいのだが・・・・・。
考えてみたい。
まず。人並ではダメだろう。他人よりも、もう一歩努力する、それだけの厳しさ持たなければ、不況時代は生き残れない。その努力が、自信に繋がり仕事を前に進めることができる。
人間なんて大したことはない。自分の器というものを良く見つめる。自分の器の限界を知ってなすべきことをなす。自分の能力以上のことやれば、必ず失敗する。
日々の精進が大切、休みなどないと思え。休日に仕事をしたくない人は、経営者には向かない。
難題に取り組む場合は一人でやらずに優秀な人材と組め。それが組織力と言うものだ。
経営者には一年365日逃げ道はない。考えて考えて考え続けて細い道が一本見つかるものだ。何事にも正面から考え逃げないことが、鉄則である。万策尽きれば死しかない。
いくら理屈をこねても、成長(業績向上)を目指さない者は必ず滅ぶ。
経営者は成長を求め続ける宿命を背負っていると思え。現状維持は破滅の道。
次々に新アイディアを生み出し新しい行動を起こさねば、生きる道はない。
知恵を絞り、汗を流し、新しい価値を生み出すと言う積極的な努力を怠るな。
と、ここまで書いてきて、これは、別に、不況下の心得ではないと気づいた。
経営者とは常在戦場。ただ、その戦場に不況という激しさが加わっただけ。
たとえ、敵は幾万有りとても、ひたすら努力する以外にない。(これでは答えになっていないな〜)
いやはや。経営者なんかになるものではない。と思うのだが、
なった以上は、生き残りを賭けて、一切の妥協を許さず、倒れるまで、走り続けるしか道はないようだ。
そこに、経営者としての力量が備わり、己を磨き上げることができるのだ。と、
若い優秀な経営者のためにと考えてみたものの。
実は、自分自身に言い聞かせているのだと、
窓を開け、凛とした、夜明け前の寒風を思い切り吸い込んでみる。
                                Goto

コメント