緊急事態

スピード感のある対応を。
今年も余すところ二週間を切りました。
経済環境の悪化は、目を覆うばかりです。
故郷の商店街。一年で、線香花火ほどですが、一番賑わうこの季節の年末商戦。
見る影もなく、ジングルベルが虚しく響いてます。
この深刻さに否応なしに対策を迫られる政府。生活防衛のための緊急対策を一週間前に発表。あらゆる努力を惜しまないと、やっと動き出そうとしています。(遅いですね)
対策は二つ。一つは解雇され住むところを失った人に対する住宅確保。1万3千戸の雇用促進住宅の開放です。(即入居も可能だとのこと)
もう一つは、企業の資金ぐり対策として、12兆円を緊急に用意。政府系金融機関のセーフティーネットによる貸出強化。金融機関への中小企業に対する貸し渋り、貸し剥がしの防止と信用保証の代替です。
この政府の対策で最も重要なのは、スピード感です。「即実行です」。それには、自治体が本気度を増し、積極果敢に対応する必要があります。
昨日の中日新聞に、今日岐阜県知事が、県下の9金融機関トップと保証協会代表を緊急に招集。中小企業支援を要請すると同時に、状況の把握をするそうです。全員が参加するとのこと。
知事が金融機関トップに直接要請する、その「現場主義と対話重視」の姿勢を評価するとともに、県下の金融機関トップのスピード感溢れる対応にも敬意を表する次第です。
ぜひ、政府のこの年末緊急対策を、地域の現場で「即実行」するための実り有る会合にして欲しいと願います。岐阜県下の経済を下支えし頑張っている中小企業を救って下さいと、祈る気持ちです。
それに付けても、国を挙げ、県を挙げ、全金融機関を挙げて、国家存亡の危機に追われるこの時期に、私立高校の誘致問題で、岐阜市政を投げ出し、出直し市長選をやるとは如何なものか?
この不況の痛みに耐える一人として、まったく、理解不能です。
                    Goto

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