革命

時間と空間を超越する。
10月12日付のブログ「ボランティア」にブラジル在住の方からコメントを頂きました。
田舎もんの反骨精神を忘れず。謙虚さを持って続けよ。との叱咤激励です。
地球の裏側にも、私のブログを読んで下さる方がおられるのを知り感激ですが、地球の裏側でも岐阜の片田舎から書く一文が、読めるネット社会。それが現実のものだと実感でき、驚いています。
ご指摘の通り、勢い余って踏み外す癖が御座いますので、注意しながら、千日を目標に続ける積りです。これを御縁にブラジル情報など頂ければ幸甚の極みです。
もう、7年前になります。我社がCSデジタル放送に参入。ウェルフェアch(福祉をコンテンツとした地方発の有料放送)を開局、残念ながら、二年弱で見事に失敗。多くの方にご迷惑をお掛けし、泣きの涙で、撤退しました。(あの屈辱は忘れることができません)
その際、事業では赤字を出しましたが、貴重な経験と多くのノウハウを身につけました。
経験の一つに、IT(当時はデジタル化と呼んでましたが)社会は、100年前の産業革命に匹敵する。
デジタル化は人類の有様を根底からひっくり返す。まさしく「革命」だとの認識を持ちました。
それを「時間と空間を超越する」のがIT革命だと知った次第です。
この大不況の要因は、アメリカ発の金融資本の崩壊と言われてますが、それはその通りなんでしょう。しかし、金融派生商品もサブプライムローンにも縁のない私としては、この大不況の遠因はIT革命にあるのではないかと思っています。
産業革命は物を大量に作り出すこと。移動させることを可能にしました。
IT革命は、時間と距離を超越することを可能ならしめました。それをいち早く実用化して具現化したのが金融市場です。
その根拠となったのは、ITを駆使した金融工学なる学問。それを取り込んだのが金融資本。そこまでは、何の問題もないと思います。しかし、そのスピードが速すぎ人間が追いつかない。学問的にも未熟なままで走り始めた。その結果の金融資本の崩壊、世界同時不況に相成った。それが大不況の原因だと考えています。
私はそれを革命がなせる技だったと思っています。
だからと言って、IT革命を否定したり、その活用に躊躇したりするのは間違いです。
むしろ、更にスピードをアップさせ人間がIT革命に追いつくべきです。その方が、人類を幸せに導く早道だと思います。
世の中、大方の人は、先駆的な考えや行動を起こす人の屍を乗り越えて、その恩恵を味わっているのです。この屍は、無関係な人まで巻き込む惨事を起してしまいましたが、文明の進歩とは、そう言うものです。
私も、少し前ですが失敗して、涙を流しましたが、そのIT革命のお陰で、地球の裏側の方から「時間と空間を超越」して、叱咤激励のコメントを頂ける恩恵に与る分けですから。
                                  Goto

コメント

  1. Goto より:

    コメントありがとう存じます。
    高山社、社長さんは中村さんでしたか?
    我社も高山に支局があります。
    2月、ぜひ、お運び下さい。お待ち申し上げます。     Goto

  2. 坂本雅 より:

    ブログ本文にまで登場させていただき、誠に光栄です。私は高知を出て、2005年からブラジルで生糸を造っています。昔は高山市に高山社という日本屈指の製糸があり、何度も出かけました。また、家内の実家が岡崎ですので、名古屋には再三参ります。
    さて、2月に一時帰国(5-25日)しますが、後藤さんにお会い出来るなら、加納RCにメーキャップしたいのですが・・・。年度末で申し訳ない日程ですが、もし後藤さんのお話が曲折お聞き出来る可能性があれば、高知から出かけて行きます。 完