K1じゃあるまいし、筋肉社会って、辛いですね。
ここまでやるか。いやいや、ここまでやってこそ、仕事の厳しさだと思います。
市場がこれだけ一気に収縮し、パイが小さくなれば、従来のビジネスモデルでは、仕事にありつけない時代。当たり前だと言えますが。
09不況。生き残るには、企業がスリム化して筋肉体質になるのは当然ですが、社会全体も、ぜい肉を削ぎ落とさざるを得ない状態です。となりますと、すべての業界が、生き残りを賭け、異常なまでのサバイバルゲームに突入することになります。
そのチャレンジに、腰を引いたり、躊躇する企業は生き残れないことになります。
(嫌な世の中ですが、仕方ありませんよね)
社内報1月(199)号導線を読み返してみますと、(こんなすざましい、09不況が襲来するとは全く、予期してはいませんでしたが)広告業界、08年は徹底したレスポンス主義の時代が来るぞ。と、怖々ですが、警告しました。
究極の広告手段として「効果やレスポンスのない広告に対しては、宣伝費を受け取らないというCPI(Cost Per Inquiry)(通称PI方式)的な手法を取る広告会社も登場すると」と書きました。
が、来年1月からその手法を取る広告会社が現実に現れました。ここまでやるか?との思いですが、ここまで出来たか。と、自分で書いて置きながら、変な気持ちです。
内容はこうです。求人広告で、広告掲載日から半年経過後、あらかじめ設定した応募者が一定数に達しない場合は、料金を全額返金するシステムです。
つまり、求人広告で学生からの応募数を保障する料金体系をスタートさせると言うのです。レスポンスのない広告はCPIする。いよいよ、広告業界もここまで来た分けです。
この手法が成功すれば、(成功とは費用面で新卒採用の広告をためらっていた中小の企業が広告出稿する)求人広告に限らず、商品広告やイベント等も、この類似方式が可能な広告に関して、数値を決め契約する手法が取り入れられるのではないか?と思います。
これぞ、まさしく広告のレスポンス主義時代です。
働いても、効果がなければ賃金が得られない。媒体を販売しても成果が上がらなければ料金を頂けないというわけですから、もはや、生死を賭けた闘いの始まりです。
我社もこの戦いから逃げるわけには行きません。
しかし、私はこの考え、発想、何も広告の業界に限った話ではない。と、思っています。
行政だとて、住民がサービスを実感しない仕事をした場合、訴追されることでもあります。
遊びの無くなった、筋肉社会って嫌ですね。
って、言ってられないところに、厳しさと、辛さがります。
頑張るしかないね。 Goto
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