川柳と共産党

頑張れ。夕刊編集長殿・・・・・・
新聞命の私。休刊日にはホッとします。なぜかと申しますと、「新聞を読まなければならない症候群」から解放されるからです。新聞がポストに入ってないんですから、当たり前ですね。
最近は夕刊に凝ってます。毎日新聞の夕刊は、実に面白い。「特集ワイド」のコーナーが特に良い。インタビュアーと記者の微妙な駆け引き、読んでて、楽しくなる。
10日付。記者「なぜ、オバマ米大統領に書簡を送ったのか?」
「プラハでの核兵器のない世界へ。と題した演説に歴史的だと共感したからです。注目したのは三点。一つは核兵器廃絶を国家目標とすると初めて明示した。
二つは広島・長崎での核兵器使用が人類的道義に関わる問題であると初めて明記し、核兵器廃絶へ向けた責任を語った。もう一つは、世界諸国民の協力を呼びかけた。からだと。
共産党の志位委員長と記者のやり取りです。へ〜!あの独善的な共産党が、今だに、綱領でアメリカを帝国主義と規定、敵視しているのに?親米に変身したのか・・・・・・・・??
どうもそうではないらしい。マルクス・エンゲルス全集の一節に「偉大な民主共和国の思想が始めて生まれた土地。そこから最初の人権宣言が発せられ・・・・・・」と、リンカーン大統領の再選にマルクスが祝意の書簡を送っているのを引用。自分をマルクス。オバマをリンカーンに見立てての書簡らしい。
そうだよね。ならば、納得できます。でも。共産党は世界の世論を反映して前向きの変化が起こったときは、何事も積極的に評価していく方針だと??
だとすれば、日本の世論も反映して、現下の状況にも前向きに対応して欲しいものです。が。
世界と国内とでは別なんでしょうかね〜。
いやいや、話がそれましたが、インタビューではジャズが好き。マクドナルドも食べる。ディズニーランドにも行く。アメリカナイズされた共産党委員長。結構、興味深く読ませてもらいました。
同じ夕刊。夕刊編集長(近藤勝重さんと書いてあります)が、朝刊の川柳コーナーから、女性の作品1000句を厳選。「女の一生」と題した川柳本が出版されたと紹介しています。
若い世代の作品
お互いを知ったところで恋終わり
金じゃない愛だと言って後悔し
中年女性の作品
愛された頃は私も愛してた
ある決意決めたらあとは楽になり
好きでしたあなたの会社と出身校
高齢者と思われる作品
亡夫の靴へふと足入れてみたくなり
酒タバコ節して100歳ひとりぼっち
味わいがありますね。心憎いほど逞しい現代女性の息遣いが聞こえますね。私にとって新聞に掲載される川柳は「新聞を読まなきゃならない症候群」の清涼剤のようなものです。
共産党から、川柳本の紹介まで、最近の夕刊、廃刊になるかもしれないとの危機感の表れもあってか、
創意工夫はなかなかのものです。
夕刊編集長の奮闘に敬意を表すとともに、
夕刊を愛する読者がいる限り、灯を消さないでと、心より願います。
                       Goto

コメント

  1. Goto より:

    フラン殿
    コメントありがとうございます。
    就職活動は卒業されましたか?自分が望む仕事と、現実には差異が生じます。広告の仕事を通じ、求人の情報を提供していますが、「お前の所の求人紙で、今があるんだよ」なんて言われますと、広告屋冥利に尽きます。私のブログのテーマは「新聞を読もう」です。新聞事業、斜陽産業だと言われ始めていますが、それで、良いのだろうか?新聞のあり方を変える努力は必要ですが、新聞の価値が見捨てられてはいけないと思っています。毎日新聞の夕刊は風前の灯です。機会があれば手にしてくださいね。私は新聞社の回し者ではありませんが。コメントに感謝して。ありがとうございます。

  2. フラン より:

     はじめましてフランと申します。
     就職活動中にハローワークに掲載されていた情報からこの企業とこのホームページのことを知りました。
     社長自らブログを、それも毎日更新されていることに強いインパクト感じ、以来毎日読ませて頂いています。
     やはり広告会社の社長だから、こうして情報をアウトプットすることが元来好きな方なのだなぁということが見受けられて、仕事と人柄がつながっている雰囲気が感じられると何かホッとするものを感じます。
     私自身もミクシーなどで日記を、それも長文で更新するのが好きなので、その部分にも共感しています。
     今日の記事で、夕刊のことが書かれていましたが、私は夕刊というものにこれまで一切興味を持っていませんでした。この記事で朝刊とはまた違った楽しみ方の可能性を興味の幅を押し広げられたように感じ、書き込みさせていただきたくなりました。
     新聞には休刊日がありますが、このブログには休刊日がないようですね。これからも更新楽しみにしています。