沖縄

想い出の地で・・・・・・・・。
ちょっぴり嬉しいことがあり、沖縄に来ています。心配された梅雨も明け、照りつける太陽。抜けるような青い空。コバルトに輝く海。なんとも、開放的です。羨ましがらないで下さい。
沖縄にはこんな、想い出があります。23年前の話です。肝臓がん末期の親父殿。結婚以来40年余、一度も夫婦で旅行したことが無い。始末が悪いのは「それが俺の自慢だ」とうそぶくこと。
このまま、死んでは、残された母親が可哀そう。一つぐらい想い出をと一計。私の長女8歳。長男5歳。次男3歳のときです。孫には目が無い親父殿。「じいちゃん夏休み、家族で何処かに連れてって・・」とおねだり。
それが功を奏したのか「主義を曲げるのは、忍びないが、孫のためなら・・・」としぶしぶ。そのたった一度の家族旅行が沖縄でした。本島から石垣島、そして琉球の素朴さを残す竹富島まで・・・・・。
母親のみならず、子供たちにとっても忘れえぬ旅行になりました。それから、一年。親父殿は他界しました。それが、親孝行だったのかどうかは分かりませんが、病床の枕元に、その時の集合写真を置いていましたので、沖縄旅行の想い出を持って逝ったのではと、思っています。
その旅行が心に強く残ったのは「マルコメ味噌」のキャラクター(随分古いですね)のような坊主頭だった長男で、学生時代には、何度も沖縄を訪ねていたようです。
その長男が、じいちゃんとの想い出の地で、今日、伴侶を迎えます。
それで、家族全員、老いた母と孫娘も連れ、沖縄に来ています。
これまで、家族を見守って下さった各位に感謝しつつ。
若い二人が、沖縄のように明るくて、開放的な家庭を築いてくれればと願っています。
                                    Goto

コメント

  1. ますたか より:

    父親の背中を見て育った息子は、父親と大切な宝物は同じだと思います。父親にあこがれて人一倍大きくなってしまた僕は父親が喜んでくれる事が喜びとなりました。息子は息子で家族の喜びを学びます。
    ご子息のご結婚心よりお慶び申し上げます。
    僕も人の親になれるよう努力いたします。

  2. Goto より:

    ありがとうございます。

  3. 若尾 より:

     ご子息の御結婚恐悦至極に存じ、衷心よりお慶び申し上げます。