ハネムーン期間は大目に見るべきじゃないのか・・・・。
有権者は何も変わっていない。ただ、投票に足を運んで、自分の意思を示しただけなのに。政権が代われば、世の中が動いた気がする。明るい兆しが見え、元気になるような気がする。
何事でもそうであるが、変えようとしなければ何も変わらないもの。まずは、閉塞状態から抜け出せないかと、政権交代を期待し、行動を起こした有権者に敬意を表したい。
昨日の朝刊。久しぶりに各紙とも、高揚感あふれた紙面となっている。取り分け、毎日新聞。題字の位置を、左の頭に変え(凄いことなんです)、一面と最終面ぶち抜きにした。スポーツ紙のような扱い方。メディアも鬱積したものを一気に吐き出しているようだ。
ただ。号外のような紙面編成。広告紙面がほとんどぶっ飛んだのは、広告屋としては、一抹の寂しさを覚えるが。それもいた仕方ないかと思う。
だが、この日、この状況に合わせた広告紙面は作れなかったかと、何となく不満も残る。
不満と言えば、有権者は与党に対する不満が爆発した結果、
不安を乗り越えて民主党政権を選択したのだが。私は、メディアの論調に不満が残る。
それは、不安を煽るような批判をすべいではない。との不満だ。たとえば、マニフェストに基づいた政策を実行しなければ行詰る・・・とか。寄り合い世帯で、大量の新人議員が増えれば党運営が難しいとか・・・・。
新小沢派が内紛の火種になるのでは・・・とか。はたまた、郵政選挙の間逆の展開は、二大政党時代を遠ざける・・・とか。ためにする批判ばかり。まるで、姑の嫁イビリではないか。
先進民主主義国家では、新政権が誕生してから、100日(三か月)は、ハネムーン期間と称して、批判は避け、温かく見守ると言う。米国のオバマ新政権がそうだった。50年以上続も長期政権が瓦解したのだ。それを整理して体制を整えるには、半年はかかると言うものだ。
この国の国民は、なにせ、慌て、慌て者ばかり、半年はとても待てないだろう。本当はじっくり待つべきだが。だとしても、責めて、100日ぐらいの猶予は与えるべきだと思う。
批判は棚上げすべきだ。特に、メディアは、落ち着いて、じっくり新政権の動向を見守るべきではないか。その辛抱が、日本の民主主義を醸造させるのだが。果たして・・・・・・。
それよりも問題は、敗者の方だと思う。戦後日本の高度成長を担ってきた自民党が、秋風とともに、討ち捨てられ、顧みられなくなるのが心配だ。責任のなすり合いは止めて、再興に取り組んで欲しいもの。
でないと、それこそ、三か月もたたないうちに、有権者から相手にされなくなってしまう。
夏に重宝された扇が使われなくなることを「秋扇」というそうだが・・・・・。
自民党がそうならないことを祈る。 Goto
8/31毎日新聞・左が一面。右側が最終面
コメント
名古屋の河村市長は、市議会を解散させようと考えています。それは、ボランティア議員の創設です。給料をもらっての職業議員より、公のために命を張る人間が必ず世の中にいるという読みです。新しい政策を打ち出している河村市長に拍手です。名古屋市の教育委員に塾の理事長が就任する案が浮上しています。子供たちがこれだけ塾に通っているのに、今まで民間の塾経営者が入っていなかったことに驚きです。猥雑で、雑多な人間のほうが子供たちへの教育がわかるのでは・・・
そうですよね。
国会議員は、圧倒的に民主党の議員で、地方議員は自民党、もしくは保守系議員ではねじれもいいところですね。政策に一貫性がなくなります。
過激な発言をすれば、地方議員の数を半減すれば、問題は解決します。首長にその勇気がないだけです。そうすれば、質もねじれもなくなります。レベルの低い地方議員を選ぶのは、有権者の責任ですが、量が多ければ質が悪くなるのは、致し方ないと思いますので・・・・・・。
Goto
地方の首長、県会議員、市会議員の皆さんも、「チェンジ」の時代が来ましたね。
もっともっとその地方にしかない条例を作り上げて、地域の活性化を進めてください。中央に文句ばかり言わずに、独自で、アイデアを出して、活性化していただきたいものです。地方の有権者の皆さんは、今度は、地方議会を「チェンジ」しようと考えていますよ!
ハネムーンは必要です。が、民主大丈夫です。国家戦略局や最高顧問の藤井裕久氏の明確な物言いに安心感があります。
日本人が、打たれても打たれても強いのは、マスコミのこの攻撃性に必死で、耐える反論する根性があるからまた強くなるのでは・・・それにしてもまだ組閣もしないうちから、コメンテーターと言う人たちは、今度は民主に攻撃を仕掛けています。自民の再生のほうを考えることが、もっと大切です。