いがみ合っても、反発してても・・・・・触れ合っていれば・・絆ではないでしょうか?
このところの寒波襲来で、飛騨地方では雪が舞い。美濃地方にもみぞれが降りました。いよいよ冬本番です。私の目覚めは、新聞受けに新聞が投げ込まれる「ことん」と、走り去るバイクの音です。
5時少し前です。寒くなりました。「毎日ごくろうさまです」と感謝しながら、起きます。
この程。09年度 新聞広告クリエーティブコンテスト(日本新聞協会主催)の結果が発表されました。このコンテストは若いクリエーターに新聞広告の可能性を広げるような独創的で、斬新な作品を作って欲しいとの趣旨で実施されています。
09年度のテーマは殺伐とした世相を反映して「絆(きずな)」。入賞作品(写真参照)をじっくり見てみますと、どれも心がホンワリと温かくなってきます。
新聞広告の特徴は、何度も、何度も眺め、読み返すことができることです。受賞作を見ての私の感想は、新聞広告はデザインや構図も大切だが、コピーが決め手だとの印象です。
テーマがそうさせるのかもそれない。選者の思いもそこにあるのかも知れないが、どのコピーにも優しさが滲んでいる。「絆」=優しさ、あるいはふんわりとした温かさなんだろうが・・・・・・。
果たしてそうだろうか?遠くに暮らす「家族や友人」を思い、「一人で生きているのではない」と、訴えるだけでは・・・・。たとえ、反発し、いがみ合って暮らしていても、ふれ合いがあれば絆はあるのではないでしょうか?
と、思うと、1465作品が応募されたようだが、優しさと温かさだけが入選の基準になった気がするのは、選者のクリエイティブ力(独創的で斬新さ)が問われるところかも知れない。
私は、コピー賞を受賞した「となりのおじいさんの新聞受けは、ちゃんと今日も空でした」と、目覚まし変りの我が家の新聞受けに「ことん」と、落ちる新聞の音とがダブって、この作品に心打たれました。
来年は、我社のクリエイティヴ部門が、このコンテストに出品して欲しいと思う。
そして、願わくば、入賞作品に名を連ねてくれれば、嬉しいのだが・・・・・・。 Goto
11/18中日新聞夕刊
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