まだ、スタートもしていない公約に80%の人が見直すべきだと?????。
世界のことはよく分らないが、他の先進国でも、毎月内閣の世論調査をするんだろうか?
アメリカあたりはやりそうだが?EU諸国はどうだろう?どなたかご存知ならば教えて欲しい。
日本の場合。メディアが競って毎月世論調査するものだから、微妙にずれながら各紙が報道することになる。新聞命の私ととては、6紙読んでいるので、連日支持動向を見せつけられているようだ。
新聞社や放送局の調査が疑わしいとは思わないが?新聞各社と系列放送局、それにNHK。大体、同じような数字。経費削減のご時世、調査費用もばかにならないのでは?と心配する。
11月の日経とテレビ東京が実施した世論調査。鳩山内閣の支持率10月の前回調査から5ポイント低下の68%不支持率3ポイント上昇の24%だったと。
不支持の上昇は首相の献金問題。下げ幅の少ない理由は事業仕分けの仕事ぶりが評価されたと。その他の調査で特徴的な数字は高速道路の無料化、子ども手当の創設などの「マニフェストを見直すべき」が80%に達していると。
この数字は日経とテレ東だが、朝日とテレ朝、読売と日テレ、TBSと毎日も、ほぼ同様の数字。しかし、微妙に違う。その違いに、世論調査の本質が隠れているのではないかと思っている。
日本は狭い国。その割には、溢れかえらんばかりのメディアがひしめいている。しかし、誕生も生い立ちも違うはずのメディアだが、報道内容はほとんど同じ。同じニュースを各メディアが連日流しておいて、世論調査するのだから、同じような数字になるのは当然のこと。
で、微妙な違いがなぜ起こるのかといえば、例えば、鳩山首相の献金問題を、大量に報道する読売日テレでは、支持率が低くなり、あまり、強引には報道しない毎日、TBSでは高くなる。
つまり、世論調査は、メディアの報道量によって、左右されている。その調査の報道を見て、また、政治家も国民も右往左往する。それをベースに毎月世論調査する。
そんな無意味な情報循環が、繰り返されているのではないだろうか?
私の見解では、世論調査などというもの、とりわけ政治的なものは、日常的にやる必要はない。やるならば、節目節目にやるべきだ。それも、曇りガラスの掛っていない機関で。
まだ、スタートもしていない選挙公約に80%もの国民が、見直しを要求している異常さと、それを誘導するメディアとに、妙な違和感を覚える連日報道される世論調査の結果です。 Goto
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