ちょっとだけ、来年の売れ筋商品を考えてみました・・・・。
来年の話をしても鬼が笑わないほど、今年も詰まって来ました。10年度の消費動向について「広告の元気は、ニッポンの元気」を活動目標に掲げる全日本広告連盟の機関誌に載ってましたので。
これだけ押し詰まったら、仕事以外の話はないのかいと、お叱りを受けそうですが。今年の整理や反省をしていても仕方がない。正月休み用に、来年のトレンドをちょっとだけ。考えてみたいと思います。
まずは、消費低迷が続いたにも拘わらず、売れたモノをチェックしてみます。
高速道路1000円に伴う「車でお出かけセット」(携帯型トイレ。ドライブ・ハウツー本)
新型インフルエンザ対策商品(マスク、うがい液、トローチ)。それに女性の部屋着(引きこもり用のお洒落だそうです)。省エネ商品ですすぎが一回で済む洗剤。飲酒運転対策のアルコール0,00%ビール(私は旨いとは思いませんが)など。
と、振り返ってみますと、いやいや、偉そうに書いてますが、日経ビジネスの特集「暗い時代に売れたモノ」から引用しただけですが、しかし、でも、景気回復は難しそうですから、今年の延長で来年のトレンドが見えてきますよね。
で、来年のトレンド。政府が予算を「コンクリートから人へ」で組んだのですから、まず、子ども手当の波及効果は考える必要がありますね。教育をはじめとする子供にまつわる商品は、期待が持てます。
それに、環境はトレンドでしょう。エコポイントをベースに環境を意識した住宅、家電は活気づくと思われますが、全広連の機関誌では、シンプリズムといって、装飾品を排除した商品が好まれるのではと。
例えば、無印商品とか、羽のない扇風機など、シンプルさを基調として、耐久性やアフターサービスへの安心感、本物感が求められる商品がトレンドになるのではと分析しています。
後は、来年に限ったことではないが、健康に関する商品。新型インフルエンザ関連は引き続き売れ筋でしょうが、健康でも、癒し系、文化や歴史の豊かさを深耕すことのできる市場も拡大しそうだとか。
売れ筋商品とは一味違いますが、不況の影響で、リペア(修理)、リユース(再利用)、リノベーション(刷新)型のビジネスが、成功するとも言われています。
消費動向は、突然降って湧いてくるものではありません。世の中の動きを注意深く見つめていれば、分るものです。ただ、それを、果実にするには、一歩先んじて、行動を起こす勇気が必要なのではないでしょうか。
難し経済事情だからこそ、広告会社の役割があるのではないかと思っています。
中広は、トレンドを後押しできる広告会社として、来年も、社会に貢献します。
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