冷暖自知

新首相…すごい人事をやるモノです。
先週の木曜日、会議の会場。ヤケに暑い。こりゃ一足飛びに夏が来たようだ。・・・冒頭の挨拶で、汗びっしょり・・・。話し終わって、スーツを脱いだが・・・外は清々しい風が吹いている。会場の熱気で暑いわけでもない。どうも様子がおかしい。
休憩時間に、空調を調整してもらったら・・・何のことはない。暖房になってたらしい。その後、急激に会場が冷えた。どうも、寒暖の差で、やられたらしい。風邪を引いてしまった。そこで、大人しく養生すればよかったのに・・・
金・土と仕事。日曜日にゴルフをやってしまった。日曜の夜から熱は出るし・・・咳もくしゃみもひどい。久々に、本格的な風邪。昨日は最悪。風邪薬を飲んで寝たが・・・まだ、スッキリしない。風邪なんかに負けてたまるか。と力んでいるが、治さなければと・・・焦っています。
「冷暖自知」って言葉があります。暑い寒いは人に教わるモノではない。物事は自分で知れ・・・て意味です。緊張感に欠けているから、風邪を引くのだと、迂闊な自分を恥じています。
風邪とはまったく関係ない話ですが・・・日曜の日経新聞の一面。大いに驚いた記事が掲載されていました。菅新首相が、次期中国大使に伊藤忠商事の相談役「丹羽宇一郎」氏を充てたと・・・・。
この人事って、凄いことです。主要国の大使は外務省OBの天下り先。民間人を起用することは極めて異例なことです。これぞ、官僚支配からの脱却。ぜひ、断行して頂きたいと思います。
6月号の社内報「中広報」でも書きましたが奈良県で開催された日中韓賢人会議では、三カ国がどのように世界に貢献していくのかという高い見識が示された、内容の濃い会議だったと思います。その中心メンバーが丹羽氏です。
中国との関係を広い視野で語り、築ける人選ではないかと、大いに期待しています。
丹羽氏は伊藤忠の再建を果たし、潔くその地位を後輩に譲った私欲のない経営者です。自民党政権時代から続く地方分権改革推進委員会の委員長をこの3月まで務めた、地方分権論者でもあります。
最近発行された著書には、人間の素晴らしさは動物の血を理性の血に置き換える「論理的思考」ができることだと論理性を生き方の柱にしています。中国は5千年の歴史を有する国です。
中国とどのように向き合うのか。氏の対応に期待するのですが・・・まずは、論理的思考がなければ対等に付き合うことはできないのではないかと思います。
更に、相手の立場に立ち・・・自分がそのためにないが出来るかを考えることが、社会で最も重要だとも書いています。相手の立場に立つ・・人間関係の要諦です。論理的思考と相手の立場に立つ真摯な姿勢。
丹羽氏ならば、5千年を有す中国に対しても「冷暖自知」と堂々と言える人物。
新首相は凄い人事をやるものだと、感心しています。
私は「暖々自包」で風邪を早く治すだけですが・・・・                     Goto 

コメント

  1. Goto より:

    地球の裏側の情報も瞬時に分かるネット社会ですが・・・人間にはそれ以上に伝播するグレートサムシングがあると思うと嬉しくなります。風邪の伝播では情けないですが。しかし、情報に惑わされてはいけないと思います。何事も信じるままに進みたいものです。風邪は治まりましたか?私は長引いて、まだ鼻がぐずぐず、咳はコンコンです。  Goto

  2. ブラジル生糸 より:

    ブラジルへ渡ってもうすぐ5年ですが、先週の日曜日に悪寒がしたと思ったら、ついに風邪をひきました。初めての風邪ですので、ちょっと大事にしてと、7日月曜日には早退して、自宅で後藤さんのブログを見ていたら、日曜日に風邪をひいたとありました。おまけにゴルフ帰りも同じです。驚きました。ご自愛ください。

  3. Goto より:

    うつしたのでなないかと気になります。
    くれぐれもご留意願います。
                 Goto

  4. リミスキー より:

    私もびっくりしました。丹羽さんは、近頃の識者で、本当にまともな?考え方を持っている人だと思います。理にかなっているといいましょうか・・。私もリスペクトしてます。
     それより風邪は万病のもとです。早く治して遊んでください。と言いつつも喉が痛い!!