ねじれ国会で誰が喜ぶのだろうか?
日経新聞(18日付)に掲載された参院選向けの各政党のマニフェストを読んでみた。私のスクラップが悪かったのか?それとも・・・日経がそうしたのか?定かではないが共産党を除く8党が比べられている。
8党もあるので・・・違いを見付けるのが大変だ。全体的に言えることは・・・マニフェスト選挙にしては具体的な数字が極端に少ない。抽象的で・・曖昧な期日になっている。
さきの総選挙で政権が交代したばかりの参院選。今までの参院選とは趣が違う。民主政権の信任の色彩が濃い選挙。多少のミスはあるがこのまま衆院の任期いっぱいやらせるか。それとも、9ヵ月やらせてみたがダメだから、代われと言うのか・・と言っても代わる選挙じゃないので・・再編というのか?
しかし、よく考えて見ると、代われと言ってみたところで。衆院選挙じゃない。民主党が過半数に達しなければねじれ国会。政策ごとに連立を組む(パーシャル連合)ってことになる。それも、民主主義だから構わないのだが、何事も決まらない。決められないまどろっこしい政治が続く・・・・ことになる。
そうなると、政界再編の動きが出てくるかも知れないが。まずは財政再建でパーシャル連合・・・自らを切るってことになる。だとすると、政治・行財政改革の議員定数削減ってことから始まる。大方の政党は衆院の比例区を80削減で400に。参院全国区42削減して200にするとしている。
しかし、少数政党は、存亡に関わる問題。大反対になるだろう。そうなると、行財政改革は頓挫する。
消費税もメディアが煽るから大問題になっているが・・・選挙後に上げると言っているのは自民党だけだが、野党だから・・上げれない。民主党は消費税を含む抜本改革を超党派で協議しようと言っているだけ。その他の政党は反対や棚上げである。しかし、税の抜本から議論を始めると、どれだけ急いでも結論が出るのに2,3年は係る・・・
となると次の衆院選後になる。その議論するのもダメとなると・・・国家財政は・・・ますます疲弊する。
各党のマニフェスト、余りにも大衆迎合が目に付き・・・虚しさだけが残る。
私は参院無用論だから・・・この選挙にはどうも力が入らないのだが、政権選択でない参院選で政権選択されるようなことになれば、ねじれ国会となり・・政治は、混迷を極める。
その結果、誰が喜ぶのか?私はメディアだと思う。そして主導権がメディアの手にゆだねられるようになる。そうなると・・・メディアの評価が高い方へ流れる日和見政治になるような気がする。 Goto
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