取捨選択

横峰さくらプロ。ダルビッシュ投手ガンバレ!!。
今日で・・・今年も半年終わる。2010年の前半を振り返ってみるほどの余裕はないのだが・・・。田舎暮らし・・井の中の蛙かもしれないが。この半年の率直な感想を言えば、国全体がますます軽佻になってる気がしてならない。
国民の足が地に付いていなくて空回りしているようだ。原因はどこにあるのか・・・。勿論。メディアにある。なぜメディアにあるのか。簡単なことで、情報がないのに情報を作ってでも流さなければならない、宿命がめでぃあにはあるからである。
考えて見て欲しい・・・テレビ局は、報道番組を毎日何時間分も制作しなければならない。新聞社も毎日、40頁近くの紙面を埋めなければならない。それが仕事だが・・・そのスペースや時間を埋めるだけのニュースがない。しかし新聞を白紙では発行できない。放送を休止することもできない。
だから・・・ニュースにもならない、くだらない時事を繰り返し繰り返し読まされ、聞かされる事になる。それがこの国を軽佻にする原因だ。だったら・・・テレビも新聞も読まなければ、観なければよい。と言うかもしれないが・・・耳をふさぎ、目を閉じていても・・それでも、くだらない情報は流れてくる。
例えば・・パソコンを開けばヤフーが、グーグルがニュースを流し。携帯にもニュースが送られてくる。それが情報社会だから、現代社会に生きている以上は避けることはできない。
取捨選択って言葉がある。溢れる情報を遮断することができないならば自分で情報の善し悪しを見分けなければならない。問題は情報すぐ飛びつき、右往左往するから、焦ったり、空回することになる。企業経営で最も大切なことは選択と集中だ。個人にもあてはまる。
我社は、今年に入って従来の広告代理店の総花的な仕事のやり方を変えた。自社メディアに人材と資源を集中している。地域社会に密着した生活情報誌。地域情報に特化したモバイル「フリモ」。企業情報の伝達に効果抜群の「編集キッチン」。地域で頑張る企業の商品を売って見せる「ネット通販クラブ」。地域に新鮮な文化を届ける「講演会インフォ」の5つのオリジナルメディアに仕事を集中させている。
従来の商品を捨てるには勇気がいる。我社も、取り入れるよりも捨てることに苦心している。
この半年で、この国が最も取捨選択を迫られたのは口蹄疫感染予防の殺処分だ。農家の心を思うと胸が痛くなる。断腸の思いが分かる。何とか・・・撃退して欲しい。
口蹄疫対策にとゴルフの横峰さくらさんが賞金を。野球のダルビッシュさんがアウト一つで3万円を宮崎県に寄付し続けている。この行為が、彼らの故郷(ダルビッシュ投手は奥さんが宮崎の出身だそうだ)への取捨選択なんだろ。頭が下がる。とても立派な行為だ。
しかし・・メディアの感覚では批判は何度でも報道するが、善意は、売名行為だとかなんか理屈を付けて一度きりしか報道しない。それがメディアの常識であり・・正義感だそうだ。おかしいと思う。そのおかしさに振り回されているのが国民だと言ったら・・言い過ぎだろうか。
だから・・国民もメディアの影響を受けて心ががねじ曲がり・・メディア批判に安易に同調してしまうのだ。ですから、国中が、浮足立って、空回りしたような雰囲気になっていると思えて仕方がない。
この半年・・・私は日本の景気は着実に上向いたと思っている。このまま緩やかでも構わない上昇して欲しいと願う。・・・メディアにもう少し情報の取捨選択をして欲しいと願うのだが・・。
だとすると・・・国民の側がメディア情報を鵜呑みにせず、取捨選択する勇気を持たない限り・・・
折角の上向き加減の景気も後半は、自らの手で後退させてしまうのではと心配だ。         
横峰さくらプロ。ダルビッシュ選手・・・ガンバレ!!。ガンバレ・・・          Goto

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