社長公募

この顛末・・・株主はどう見ているのでしょうかねぇ?
生物の最大の関心事は種の保存です。人も勿論そうですが、企業の種の保存・・・後継者問題は最重要課題です。生き歳せ生きるものすべてが・・・・すなわち種の保存のために現生があると言えましょう。
後継者問題で・・こんな広告が現れると、さすがにびっくりです。東証1部上場企業が、新聞広告で「次期社長」を公募すると。条件は至ってシンプル。30代から40代。英語に堪能で、世界を飛び回れる体力があればよい。年収は3500万だそうです。
10日が〆切り・・・果たしてどれだけの応募があったのか?分かりませんが。
「今後のグローバル展開を考えると、新社長には英語の能力が不可欠だが、英語が堪能な幹部がいないため」が公募の理由だそうですが・・・・あまりにも奇をてらい過ぎではないでしょうか?
現社長(創業家)は高齢で11年11月中に退任するそうです・・・それまでに探すと。
社内に人材がいないのでしょうか?よそ様のことですから・・・生半可に判断するのも気が引けるのですが・・・現社長、07年に一度、ハンティングした人材に社長を譲ったようですが・・・内紛の火種になって、08年に復帰したそうです。
そうでしょう。かりそめにも社長です。苦労してきた社員にとっては、面白い筈がありません。
それでも懲りずに公募すると言うのですから・・・・この会社、社内に信頼関係があるのかどうか?疑問です。
アメリカ的なんでしょうか?日本的な考え方ではありませんね。私なら社内から選びますが・・・。
色々な考え方があるのでしょうが、そこまで思い切って社長が公募に走るなら、内部から英語の勉強をしてでも(留学させれば1,2年で英語ぐらい堪能になりますよ)俺がやってやる・・・と言う・・覇気のある社員が出てこないものですかねー。
軟弱な社員しかいないとしたら、それこそ・・・種の保存を怠った社長の責任が重いと言わねばなりません。さてさて・・・この顛末・・・株主はどう見ているのでしょうか?          Goto
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7/25日本経済新聞

コメント

  1. Goto より:

    企業は社長の器より大きくならないと申します。
    肝に銘じております。     Goto

  2. kmforest より:

    ご無沙汰しております。
    社長さんを公募する広告 僕も見ました。
    この会社は倒産する と、感じました。
    内部に人材を育てる仕組みが無く、人を使い捨てにする企業、社風だと感じたからですが、、、
    なぜ、自分たちの役員の中から選ぼうとしないのでしょう。次世代を今の管理職から選べないのでしょうか。
    恐らく公募した時点で、組織はグチャグチャになってしまったのではないかと思います。
    愛社精神と年功序列に支えられた組織がよいとは思いませんが、日本の企業の良さをすっぱり切り捨てるのは、やはりなじみません。