益田造り・・

歴史を感じさせる町並み・・・格子戸のある街・・・・・。
飛騨の古民家の灯りと題した・・・中部電力のパンフレットに出会った。ろうそくやランプとまではいかないが・・・和紙の傘に覆われたソフトな灯りは・・・古民家の佇まいを一層際立たせる・・・。
その土地にはその土地の自然に育まれた・・・家屋の造りがある。岐阜県下で最も知られているのが・・・白川郷の茅葺屋根の合掌造り。世界遺産に指定され・・・日々観光客が訪れる。
岐阜県の下呂市・・・旧益田郡には・・・傾斜の緩やかない赤い屋根を持つ「益田造り」の民家が点在する。・・・益田郡は南飛騨と呼ばれ・・・民家の建築技術や構造・材料などは・・飛騨の匠の伝統を受け継いでいる。
特徴の傾斜が緩やかな屋根は益田風と呼ばれる特有の強風を避けるためという。屋根下の「雨覆い」や外壁より奥に引きこんだ玄関は強い風に煽られる雨をよけるために考案された。
近代建築の合理性は・・・・強風にも強雨にも左右されない建材と技法が用いられ、気候や風土とは関係なく・・快適な居住空間を生み出すのでしょう・・・・下呂の民家も近代化の波にのまれ・・・「益田造り」の家屋は激減してしまった。
今は・・・衆院議員になっている・・・当時の下呂町長とお会いした折・・・・そうです。小泉さんが首相の頃で・・観光立国を目指し・・地域の観光地を海外にアピールする方法について話し合った・・・・時。
私は・・・時間が掛るかもしれないが・・・下呂地区全体を・・・・「益田造り」の民家に戻してはどうか。町の大工さん、設計士さん、工務店さん達を巻き込んで・・プロジェクトを組んで推奨してはどうかと提案、大いに盛り上がったことがあります。
日経・・・一面の春秋に・・・三井不動産が日本橋で手がけた新築ビルの一階玄関に江戸の名残りを伝える創業300年の「かつお節専門店」が入居したそうです。また、ライバルの三菱地所は丸の内で「明治」を前面にしたビルを建築中だそうです。
江戸や明治を集客資源にするのは・・・東京ばかりではありまい。岐阜県南飛騨の山中に・・・その地の自然に根ざした「益田造り」の集落が点在するのも・・・壮大な街お越し・・・観光事業ではないだろうか。
我が故郷・・・・岐阜市・・・何の変哲もない田舎町だが。家屋の特徴は長良川沿いに今も残る「格子戸」のある商家の町並み。私はこの街を・・・明治の臭いのする「格子戸」のある街にすべきだと・・・
もう・・・・10年近くも提唱しているのですが・・・力不足です。                      Goto

コメント

  1. Goto より:

    コメントありがとうございます。
    治山治水・・・人間は山を守らねば健全な営みができません。そのためには、木材が有効に活用されねばなりません。活用するにはコストが掛り過ぎては無理です。無理ならば国費で負担しなければなりません。予算が無ければ税を増やさねばなりません。税を増やすには景気をよくしなければなりません。景気を良くするには貿易の振興が必要です。貿易の振興には輸入を増やさねばなりません。その中に外材も入ります。だとすると・・・日本産の材木が使えません。・・・・山が荒れます。・・・・弱った循環が永遠に続きます。さてさて・・治山治水・・どうすればよいのでしょうか??             Goto

  2. 夏原健次 より:

    いつもお世話になっております。
    樹木や木の温もりのある環境がどうやら、環境的に健康に影響を与えているようです。生活環境の周りの樹木をなくしていまうと、環境が不安定になり健康に悪影響がでる。生活環境周囲の樹木と健康の関係など、と思われますが、実はその木が環境を安定させるのに重要な役割を果たしているために健康が保たれる。説明すると長くなりますが、木の環境は健康を安定させ人を成長的にします。木の温もりのある街になると良いですね。
    皆様のご健康をお祈り致します!