電子端末器

新聞の宅配システムが揺らぎ始めました・・・・
思い出しました・・・07年7月・・・上場記念で社員旅行・・ハワイに行った時のこと。カラカウア通りに面した・・・通称PK(プリンセス・カイウラニ)ホテルで・・・・朝食を食べながら・・・手にした・・電送で・・やや縦長に変形して印刷された、二日遅れの日経新聞を。
株式欄を眺め・・「我社の名前が・・・ハワイでも掲載されている」(当たり前なんですが)妙に、興奮して、幹部で回し読みしたことを・・・。それがです。下の写真を見て下さい。このほど、発売されたシャープの電子書籍端末「ガラパゴス」で、その日の日経新聞が、オンタイムで配信され海外でも読めるようになったのです。
いやいや・・海外だけではありません。日本国内どこでも、新聞が電子書籍端末で読むことができるようになりました。シャープは日経と毎日新聞が。私の使用しているiーpadでは日経と産経新聞が読めます。
朝日や読売などは、まだ電子化されていませんが・・・・早晩、web版がスタートして、何時でもどこでも読めるようになるでしょう。いよいよ・・・新聞の宅配システムが揺らぎ、ビジネスモデルが崩壊する時が来たようです。
全国紙では、経営的に苦戦を強いられ、背に腹変えられない毎日と産経が先行しましたが、毎日の購読料金が、月500円となると・・・・他紙からの乗り換えも起こり、端末の普及に合わせて、全国紙の読者争奪戦争が勃発するのではないかと思います。
そうなれば、ブロック紙やローカル紙はどうするのか?安閑としてはいられない状態です。私的には、電子機器で新聞を読む人が増え、新聞の普及率が高まることは、良いことだと思うのですが・・・・。
ネット社会と呼ぶのが正しいのか?モバイル時代というべきか?それともユビキタス化と称するべきか?いずれも、的を得てるようで得てなさそうですが、明らかになってきたのは、情報技術(IT)の進歩は、人間のライフスタイルと社会構造を根本から変えつつある現実です。
ハワイの青い海と爽やかな風を・・・のどかに楽しんでいたとしても、仕事は容赦なく、電子端末器から押し寄せてくるのでしょうね。                                 Goto
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12/10 日本経済新聞   毎日新聞

コメント

  1. Goto より:

    コメントありがとうございます。
    一つだけ、勘違いされておられるのではと思います。世の中の出来事を知らしめるだけのWeb上の記事のほとんどは新聞社が提供しています。読むに値する論説を書けというご意見には、まったく同感です。       Goto

  2. kmforest より:

    新聞にきちんと論説するだけの度量があれば生き残る事も可能かと思いますが、、、
    名古屋を中心とする販売数はそれなりに多い新聞の取材と記事のレベルを拝見すると、代価を払ってまで読む価値があるかなぁ と、思います。
    世の中の出来事を知るだけなら、Webで十分ではありませんか?
    広告が目に入りますが、それさえ我慢すれば無料ですもの。

  3. Goto より:

    お元気ですか?日本は景気が上向きになりましたが、またぞろ、停滞気味です。私はメディア不況だと思っています。
    海外版の電子新聞・・・残念ながら、端末器の対応は、北米のみだそうです。ブラジルで読めるようになるには・・・もう少し時間が掛りそうです。ご帰国の際は一報下さい。   Goto

  4. ブラジル龍馬 より:

    i-padで2紙も日本の新聞が読めるようなら、買ってブラジルへ持って帰りたいものです。
    一時帰国の際は、早速試してみます。