アイデア

三上(さんじょう)にて、知恵を絞る・・・・。
還暦過ぎると、本人の意思とは関係なく・・・老化させ、朽ち果てようとさせる大きな力(たぶん時間なのでしょうね)と、闘っているのが、実感できるようになります。
鈍くなった肩の動き・・・腕が上に伸びなくなります。背中に回らなくなります。固くなった腰・・・屈伸運動が驚くほど曲がらなくなり、俺って、こんなに身体が堅かったのかと、自分で驚くようになります。
老化現象は筋肉や関節だけではありません。内臓もその機能は衰え始めます。若い頃は酒を飲み過ぎると・・・次の日に二日酔いになったモノですが・・・・最近は二日酔いが二三日遅れてやってきます。
それに、頭です。同世代の経営者の話を聞いても、70代、まれに頑張る80代の経営者の皆さんもおなじではないかと思うのですが、名前がなかなか思い出せないとか、物忘れが多くなったとか・・・・頭の巡りが悪くなって来たと嘆いておられると思います。まさに、頭の老化です。
人は一定の年齢を過ぎれば、死に向かって老化して行くのですから、抗うことは難しいのかもしれませんが・・・・歳を重ねると言うことは、無駄なモノを忘れ、必要なモノだけが研ぎ澄まされて頭に残るようになる。脳科学的には60代の頭が最も「冴えるのだ」とは脳の研究家「黒川伊保子」さんは語ります。(面白い講演で、元気になりました。)
それが、老人の知恵であり、価値でしょうが。やはり、頭も老化に抗う訓練をしなければ、呆けてきます。朝起きて、飯食って・・・・ボーとしているだけでは、年寄りの価値は生まれません。
頭を使う訓練で・・最も効果的なモノは・・・・想像力を高めることだと言われています。つまり、アイデアを捻り出すってことです。広告の仕事は企画勝負です。知恵を絞らなければ商売になりません。
そこで、私なりのアイデアの捻りだし方を述べます。
昔から・・・考える場所、馬上・枕上(ちんじょう)・厠上(しじょう)の「三上」と申します。馬上は乗り物の中ってことでしょう。枕の上は寝てる時ってことです。洋式トイレは考えるにもってこいです。
そうです。寝ても覚めても・・・・考えなければならないことから逃げないで考え続けることです。昔は手元に、紙とペンを持ち歩いていましたが、最近はアイフォーンを常に手元に置いて、思い付いたらすぐにメモ欄に打ち込んでいます。「三上で知恵を絞る」それで、結構、おもろいアイデアが湧いています。
それでも、朽ち果てようとする力には抗えないでしょうが・・・・抗うにはどうすべきかのアイデアを出し、抗うのも・・・生きてる実感かもしれません。                    Goto

コメント

  1. 夏原健次 より:

    いつもお世話になっております。
    対話型社会の創出へ!全国ラジオ体操キャンペーン!
    無縁社会から対話型社会への変革には全国ラジオ体操キャンペーン!活動がお役立て頂けます。是非、皆様で対話型社会の創出へ向けて、全国ラジオ体操キャンペーン!活動等の社会に対話の流れができるような社会活動にご理解とご協力の程宜しくお願い致します。