提言の全文や結びを・・・かみしめて・・・読んでみたいモノです。
復興構想会議の提言。全文を読ませて頂きました。よくぞ、大震災から二ヶ月半・・・ここまで、復興の基本方針をまとめ上げて頂いたこと、日本国民の一人として・・・関係各位のご尽力、ご努力に心からの敬意と感謝を申し上げます。
敢えて、私は申し上げたい・・・インターネット社会です。「復興構想会議」を検索されれば、16委員の12回に及ぶ議論の概要が詳細に報告され。最終の会議(6月25日)議事録で菅首相への答申「復興構想会議の提言」が全文掲載されています。
本当に・・・この国を憂い、復興を願う人は・・是非・・・全文をお読み頂きたいと思います。新聞に掲載された全文は、全文ですが、新聞各紙には・・・菅首相に対する色眼鏡と申しますか・・・偏見に満ちています。それでは、復興構想会議の心が見えなくなってしまいます。
偏見の最たるものは・・・会議の位置付け。メンバーの人選。日程設定と議論の進め方。提言の取りまとめに至る経緯が、菅政権の泥沼化と、首相の指導力の欠如の影響で迷走を余儀なくされたとか・・・
阪神大震災の時は震災から42日後に第一次提言をまとめた・・・のに・・・遅いとか。菅首相が日崔付復興、今後の経済社会のあり方等について、将来像や方向性、哲学、基本方針を示さず、議論や、提言の中身を・・・構想会議に◎投げしたとか・・・・
臨時増税措置が盛り込まれたことによって、財務省主導、官僚依存へ逆戻りしたとか・・・新聞には偏見に満ちた批判の論調が繰り返されていますが・・・・偏見の論陣を張る人達は・・・本当に、提言の全文を謙虚な気持ちで・・・読んだのかと、敢えて問いたいと思います。
偏見や批判では何も解決しません。首相なんて誰がやっても同じゃないですか。どの政党でも変わりませんよ。菅さんの後、誰がやるんですか?社会主義国のように、官僚が首相になるんですか?
五百旗頭真議長は、自民党の谷垣総裁とは自民党案を提示しても良いとの意向を受けたり、公明党の山口代表とは復興への協力を取り付けたり、多くの学者の助言を得たり・・政界・学界の様々な意見を組しての提案であると述べています。
私は、この提案を無条件で賛美するモノではありませんが、中身の全容を貫く「減災」の思想と地域のコミニティを人と人をつなぐ人材に置いている点に・・・現在日本の叡智ではこれ以上のモノはできないのではないかと・・・思っています。
問題は政治がこの歴史的提言に応えて・・・速やかな行動、対応ができるかどうかに掛っています。それには、メディアが政局含みならば・・・これでもか。これでもかと・・・内閣の不協和音なら執拗に報じますが・・・・構想会議提言の中身とか、対応方法などについては通り一遍で済ましていることです。
そんなメディアの政局報道を面白がるのではなく、「減災」の思想が格調高く描き出されている・・提言の前文や結び・・・を是非、ぜひ・・・読んで頂きたいと思います。そして、震災から4カ月・・政治は別として・・・我々に如何なる行動ができるかを考えるべきではないでしょうか。 Goto
補足
減災とは・・・・自然災害に対し、被害を完全に封じるのではなく、その最小化を主眼とすること。
そのためにはハード対策(防波堤・防潮提の整備など)ソフト対策(防災訓練・防災教育)を重層的に組み合わせる。
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