NHK教育テレビに敬意を表します。
週刊誌よりも新聞の方が、まともな情報を流すと、信じているわけではないのですが。新聞で週刊誌の書籍を見れば・・大方の内容が想像できるのと・・・・どうも、オーバーで眉唾な記事が多いような、そんな先入観に駆られ・・・・
基本的には週刊誌には興味がないのですが。7月24日・・・・テレビはアナログ放送からデジタル放送に完全移行しましたが・・・・放送番組はアナログ時代と何も変わりません。むしろ益々劣化が酷いのではと思いつつ・・・
「テレビよ、さらば」なんて・・・・業界人(ギョーカイ人)??(嫌な言葉ですね)としては、捨て置けない見出しの書籍広告(週刊誌)が目に飛び込んできましたので・・・・大枚400円(週刊誌って、合併号は400円もするんですね)を叩いて買ってしまいました。
四部構成。11頁ぶち抜きの総力取材・・・・あまりテレビを見ない私でも、「FNS27時間テレビ」。あんな番組内容で恥ずかしくないのか??と家人たちが怒っていたのと同じことが書かれていて。番組劣化も極まれり・・・なんて思ったのですが。
「テレビよ、さらば」の特集で。感じたことがあります。
まず、嘘か真か?どなたか教えて欲しいのですが。(こんなこと聞くとギョーカイ人として恥ずかしいのですが)。電波使用料(昨年度)歳入予算712億円のうち、携帯電話会社の負担は543億円(76%)日本のテレビ局全128局の負担額は50億円(7%)だと記されています。それは本当かどうか?
ビジセスは、すべからく原価があって成り立つモノです。放送事業の場合。免許事業ですから、免許を取得すれば格安の原価(電波使用料)の特権が与えられる。しかし、記事では利用している電波帯域の多寡を考慮すると、現状でもケータイはテレビの200倍の利用料を払っていることになる。
テレビと携帯を同列に論じるには、無理がありますが、テレビ広告費(電波収益)は1兆7132億(10年度・電通調べ)・・・これで、原価が50億円だとすれば・・・濡れ手に粟のビジネスってことになります。
昨今の・・民放の報道番組(朝)・・・・その内容はほとんどが、新聞の受け売りです。(ドラマなどは見ませんので分かりませんが)独自の取材だとか。他とは違う切り口の報道をとんと見かけません。より安易(安価)な番組作りに終始している感があります。とても真面目に番組を作っているとは思えません。
これでは、週刊誌ではありませんが・・・テレビ離れに歯止めを掛けることはできないのではと思います。私は、この盆休み・・・・孫娘がNHKのEテレビ(旧教育テレビ)の幼児番組を見るモノですから・・・ついつい一緒に(視聴料を徴収するのだから・・・なんて考えは間違いです)・・・、
実に、子供の真理を掴み、真摯な教育姿勢を貫き、かつ、面白く、楽しく、役に立つ中身のある番組を一生懸命、制作しているのに驚きました。素晴らしいです。保育園でも幼稚園でもお母さん達にはその様な評価だそうです。
ギョーカイ人として、できることなら、NHKにCMを入れたい思いに駆られました。 Goto
コメント
コメントありがとうございます。
民放と当局とのせめぎ合いが起こるのでしょうか?しかし、電波管理法そのものが陳腐化しているとすれば、政治の責任ですが、そのてんは如何なモノでしょうか?Goto
ポストの数字が正しいか否かは分かりませんが、かなり総額では差があることは確かです。ここ5~6年放送局内でも時々話が出ます。携帯電話は、一台一台が無線局と云う考え方、テレビ局は無線局としては本社+地方(たとえば高山用とか)のアンテナ数位ですから、その数が随分違います。局の売り上げが使用料に反映しているのではないと思いますが、エリアパワーや出力で料金が決められていたと思います。流れは増額と云うことは間違いありません。ローカル局は結構重荷になると思います。