骨のない・・軟弱な国・・・日本。
宝島社
この広告(9月2日付・全国各紙)にはたまげました。占領軍の総司令官マッカーサー元帥が・・パイプをくわえ・・・軍用機から横田基地に降り立つ写真に。「いい国つくろう、何度でも」・・・うーんと、唸るコピー。スポンサーは、出版界の風雲児・・・・宝島社です。
あなたは・・・何を感じますか?何を思いますか?
何も感じず・・・広告か?と、一瞥して・・頁を次に捲るなら。利己主義者。
へー。と、驚くだけなら・・・・。平和ボケ・・日本人の代表格。
広告に込められたメッセージは?と、立ち止まるなら・・・大震災の痛みを共有できる人。
「いい国って」と、周りを見渡すなら・・・・自分の置かれている環境が見える人。
戦争の悲惨さに思いを馳せる人は、心の優しい人。
憲法って、GHQの押しつけだよなぁーなどと、占領政策に至る人は、政治感覚のある人。
「何度でも」・・・・のコピーに目が留まった人は、挫(くじ)けてなるモノかと、気概のある人。
なーんだ・・・・出版社の広告じゃないかと・・・鼻で笑う人は・・・心の寂しい人。
たまさかなんですが・・・・友人がこれ、読んでみない?日本って国が・・・如何に「骨のない軟弱な国」であるか・・・良く分かるから、と、手渡されたのが前アメリカ国務省ケビン・メア日本部長の「決断できない日本」(文春新書)・・・・。一読して。・・・親日派の・・・彼に言わしめて・・・いい国つくるには、生半可ではできないなぁーとしみじみ感じさせられた告白本。(是非、為政者には読んで貰いたいものです)
宝島社の・・問題提起広告・・・・あなたなら・・・どう、ご覧になりますか?
私たち・・日本人の問題だと思っているのですが。 Goto
追伸
「決断できない日本」を読んでの率直な感想は二点。
日本は米国の属国であると米国は認識していて、それは事実である。
戦後の平和は、日本を平和ボケにした。その結果、危機管理ができない国と化している。
コメント
コメントありがとうございます。
げんこつを持たない平和はないのか?げんこつを持たないから平和になるのか?
戦後65年も、他人のげんこつで守られながら議論しています。今更、51番目の州以外の選択があるのでしょうか?
Goto
広告主の訴えたいこととは違いますが、22年前の89年、バブル絶頂期に米国に、30日間の研修に行きました。その時思ったのは、これだけジャパンマネーが米国で力を持っていても、日本はハワイ州のとなりの日本州だなあ?と云うことでした。ますますその意味合いは確かなものになりつつあります。が、この震災を機に、アメリカの何か変わったのではないか、というような気がしますが、如何でしょうか?
ころころ変わる総理大臣は仕方が無いとしても、米国に頼りすぎの日本州、何が望みなんだ、みたいな・・。。。見捨てられるのではなく、米国がそのうちに見捨てますよ、これでは。