脱原発と新聞広告

新聞広告の市場は、上向きになったのでしょうか?
20日付け・・・・朝刊各紙を捲りながら・・・・・ちょっぴり考えてしまいました。
私にはどうもやりきれないのですが・・・・・どう・・・思われますか?
19日、大江健三郎さんや原水禁(原水爆禁止日本国民会議)が呼びかけて、「さようなら原発5万人集会」が東京で開かれました。朝日によりますと、全国での参加者は1千万人・・を数えたと、報じています。
その写真と記事を一面に掲載したのは、朝日、毎日、中日。19日は敬老の日。幸いにして、居座る台風15号以外には大したニュースもなく・・話題としては、全誌とも、脱原発集会でもおかしくはなかったと思うのですが・・・・・。読売と日経は無視しました。
原発に対する国民的なコンセンサスは、もはや、議論を必要としていません。
新規建設はありえない。耐用年数(議論の余地はあると思いますが)過ぎたモノは、廃炉とする。
つまり・・・・減原発から、脱原発へ最長20年。最短10年で移行して行くことで、合意出来ています。
明日から・・・廃炉も現実的ではありませんし、技術革新が進めば・・・新原発もとの考えも・・現実的ではないので、それ以外の選択肢は、ありえません。
だとしますと、明日から廃炉の集会を大々的に報じるのも、過剰報道のきらいがありますが、しかし、国民のほとんどが関心を持ち、まったく報じないのも・・・如何なモノでしょうか・・・・
20日付・読売新聞、34頁立て・・・・全ページ広告頁・・・・12面。日経新聞・・・36頁立て・・・全広告頁18面。低迷する新聞広告が久々に増えたようです。それに引き換え・・・朝日新聞32頁立てで、全ページ広告紙面5頁。毎日新聞22頁立てで、広告紙面はたったの2頁・・・・。悲惨な状態です。
日経や読売の連休明け紙面に広告が増えたのははありがたいこと(広告会社としては)ですが。脱原発の大集会を掲載した新聞に広告紙面が少なかったのは・・・・まったくの偶然なのでしょうが、なぜか・・原発と広告・・・因果関係があるとするなら・・・・やりきれない気分です。    Goto
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9/20 朝日新聞      毎日新聞       中日新聞
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9/20 読売新聞      日本経済新聞 

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