猿の惑星・ジェネシス

所詮は・・・ハッピーエンドのアメリカ映画・・・
最近の映画。ストーリーが終了して、エンディングで、キャストの名前や制作関係者の紹介が・・・延々と放映される。これで、終り。館内が明るくなる前に・・・退場しようと立ちあがり出口へ・・・・。
でも、その後に・・・・次回(続編)に続く・・・・仕掛けがあるようです。
余談ですが。新聞で放映時間を調べ、間に合うように入場。しかし、本篇が始まるまでに・・・・
CMあり。シネマ会社の宣伝あり。観賞にあたっての注意あり。おまけに、半年先までの予告編ありで、ゆうに、15分は・・・・。おいおい。有料でしょ。無理やり、見せるのって、おかしくないかいって、思うのですが長すぎると思うのは・・・気の短いおっさんだからでしょうか?
エンディングで、キャストや協力者の名前を観客に知らしめたいのは分かるのですが・・・・それを、見せるために、続編の暗示を仕掛け・・・未来への想像を煽るのは・・・・猿にはない人間のみのなせる技だそうですが・・・・。弱った傾向です。
評判の映画。猿の惑星・ジェネシスを観てきました。
主人公たちのチンパンジー。本モノはなし。すべてコンピューターグラフィックス。見事な技術です。絶滅危惧種は人間の商売や娯楽の手段にしてはいけないとワシントン条約で規定。だから。
登場する。ゴリラ。オランウータン。チンパンジーと人間は、ヒト科4属といわれ、英語ではエイプ(尻尾のないサル類・いわゆる類人猿)。人間とチンパンジーのDNAの塩基配列は98,8%まで同じで、すべての病気が双方向に感染するとのこと。
アルツハイマー病の遺伝子治療薬をチンパンジーに試すことから・・映画はスタートしますが。認知症が進む高齢社会・・・・DNAがほとんど同じとなると・・・・ストーリーに信憑性が増します。
チンパンジーには直観像記憶と呼ばれる能力があり・・・モニター画面にでてきたアラビア数字を0、06秒で記憶でき、人間にはとてもできない。・・・・その能力が、映画の展開の核をなすのですか・・・・
猿をいじめる悪い人間に徒党を組んで復讐。大アクションを繰り広げ勝利する。最後に、主人公が、言葉をしゃべって・・・・未来を予測させる・・・。そこで、チンパンジーが人間になせる技の想像を発揮して、ハッピーエンド。
コンピュータ・グラフィックの物凄さには驚きましたが。主人公が、ハンサムで格好良い男優ではなく、猿っていうだけの、アメリカ映画。エンディング後の仕掛けをどれだけ工夫しても、続編を観て見たいとは思えませんでした。   Goto

コメント

  1. Goto より:

    政治家の言葉が軽くなりましたね。
    私はメディアの責任大だと思います。
    でも、メール文化は、文字離れを防いでいるのではとも、思います。過去にこれだけ、日本人が文章のやり取りをしたことがあったでしょうか?問題は、手紙には手紙を書くルールがありました。季語から、事項の挨拶・・・と。メールにはありません。でも、必要だと思います。国語を研究している学者はどう考えているのでしょうかねぇ?
    素晴らしい文章に出会うと、嬉しいですね。
    Goto

  2. レモンハート より:

    こんにちは。
    最近の映画も本も長ったらしい説明と
    悲しい、寂しい、うれしい….。
    安直な形容詞の多さが目につきます。
    映画も本も丁寧になったのか
    日本人の読解力・創造性が乏しくなったのか、
    ….です。
    「日曜の夕方」
    ジュースものんだし
    ホットケーキモタベタシ
    おもちゃも買ったし
    ヨカッタネー
    粗末な服の母と子が
    手をとりあって
    私を追い抜いてゆく
    ・・・詩集「木の間がくれ」より
    杉山平一さんの詩です。
    心にスーと入ってきます。
    描写だけの世界でも、
    親子の生活、仲の良さ、温かさ、素直さ、
    幸せの価値観が
    いっぱい伝わってきます!
    TVのNEWSは、コメンテーターがいて、
    答えをだしてくれる。
    はやりの映画は、どれもわかりやすいものが多い。
    本は、安直に形容詞を使う、描写なんてない。
    みんな、考える力を失くしたのかもしれませんね。