フリーター

全て社会問題で片付けてはいけません。
我が社は業務拡大に付き、新たな人材が必要。HPで呼びかけました。この春卒業で、就職の決まっていない学生も可。58名がエントリー。先日、第一次試験と面談を実施。なかなか有能で、面白い若者が集った。昨日、最終面接で採用を決めました。
働きたいのに、働き口がないのは、社会問題です。
総務省の労働力調査のよると、24歳から34歳のフリーターが100万人越したと。
フリーターの定義は難しいのですが。「どの会社に行ってもつぶれる時代。シューカツしなくても私を裁ける人などいない」などと、開き直って、働かないのがフリーターだとしたら。働く気が起こらない若者のが多いのも社会問題です。
働き盛りの若者が100万人も働かないのは国家の損失。そううそぶいて見たら。
「みんな働け働けって言い過ぎちゃうか。仕事って気持ちよく生きるための手段やろ」
「受験勉強に明け暮れ、力尽きた。もう私は終わった。その後はまるで、余生やわ」
「私がどう生きるかは私の勝手。何が国家の損失だ」と。
何を寝ぼけとるんやと腹が立つ。では、そんなフリーターに聞きたい。自分のやりたいことは何だと。人間。そんなに簡単にやりたいことなど見つからない。やりたいことが、見つからないからと言って、親のスネをかじってブラブラしてるのは意欲のない、屈折した心を持つひねくれ者じゃないのか。
働きもしないひねくれ者が100万人。大いに社会問題です。しかし、全てを社会問題で、片付けるのも社会問題です。
拗ねたり、僻んだり、無気力になって、世の中を恨んだりするのも、若者の特権。若者が特権を振りかざし、ひねくれ者になるのは、構わないのですが。そんな、若者を放置するのは大人の責任ではないでしょうか。それは社会問題では片付けられない。
フリーターでもニートでもない。勿論、ひねくれ者でもない。働くことに意欲を持つ若者が、我が社に応募してくれました。内定者を大人の責任で育てて見たいと思います。Goto

コメント

  1. Goto より:

    働く意欲があるにも関わらずリストラとなると、事情が違います。簡単に辞める人にはその労苦はわからないでしょうね。
    Goto

  2. リミスキー より:

    我社は、中途採用で技術職1名を募集していましたが、ハローワーク経由で3人の方を紹介していただきました。全員50歳前の働き盛りの方ばかり。皆さん資格を持った方々ですが、どうも組織の中で上手く行かなかったようです・・組織優先で個が斬られた結果の失職みたいでした。
    この世代の人達もあふれているようで、採用側としては何とか全員と思うのですが、一人しか採用できない現状なので・・・苦渋の選択をせざるを得ません。