「誤報」

新聞社間の場外乱闘の方が、面白い試合かも。
プロ野球。左腕のストッパーで名を馳せた巨人軍OBと歓談の機会がありました。
村田を取り、小笠原がいて、高橋由が持病を克服。それに阿部がいて大砲は揃い。そして杉内を取り、内海がいて野間口も。盤石の投手陣。
今年の優勝はだれが何と言っても、我らがドラゴンズってわけには行かぬ。巨人じゃないか。そんな前評判に。「おいおいどないなってるんじゃ。このスタートからの負け込みは?」とかの氏に聞いてみた。
「チームワークがない。野球は団体競技。内紛続きじゃまとまるハズなどないよ」と。朝日新聞が報じたドラフト違反の不正契約報道が尾を引き、士気はあがらず、内部は崩壊状態でバラバラ。「優勝なんてとても無理」だと。
外から見てるだけでは。指揮官の能力じゃないかと思っていたのだが。明快だった。
そのせいなんだろう。読売新聞が4/28日付朝刊で「朝日契約金報道は「誤報」と一面ぶち抜きで、巨人軍と高橋・阿部・内海・野間口の4選手が「報道と人権委員会」に申し立てしたと。
理由は朝日新聞が三回に渡り「契約金と年俸を合算し、誤った金額の実名、顔写真入り大々的に報じた記事により、球団と選手はいわれなき非難にさらされた。球団は選手を守るため、申し立てに踏み切った、そうな。誤報なら、動揺することもなかろうが。
ずいぶん。ムキになっているのは、最下位に低迷したのは朝日の報道だと証明してるようなもの。それと、読売本社内であの老害オーナーの怒りが収まらないからなんだろうと推測されるが。それにしても、常軌を逸する紙面(写真参照)に、新聞の正義とか公正とかの大義などかけらも感じられない。
日本一の発行部数を誇る大新聞が、こんなことで、目くじら立てるようでは情けない。この喧嘩。そもそもは巨人軍の代表を理不尽なカタチで首を切ったことにあるのではないか。内部告発のようだから「誤報」とも思えないのだが。
最近のプロ野球。テレビ放映も少なくなり。球場に足を運ぶファンもめっきり減った。新聞社間の場外乱闘で、野球人気が盛り上がるとはとても思えないが。試合よりこちらの方が面白いとしたならば、それこそ、プロ野球をダメにしているのは、プロ野球の盟主と言わねばなるまい。
そうそう。かの氏曰く「来年の監督は、巨人軍OBの落合博満じゃないか」と。
これこそは「誤報」ではなく、巨人軍のためにしていて欲しいと思うのだが。Goto

4/28読売新聞

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