松尾芭蕉

尾根しろき笑うがごとく金華山
我が社が岐阜県大垣市で発行する「地域みっちゃく生活情報誌・Wao!」(68,900部・大垣・垂井・養老エリア・全戸配布)5月号の巻頭特集は、今春、大垣市船町にオープンした「奥の細道むすびの地記念館」の紹介です。
「蛤のふたみにわかれ行秋ぞ」(ハマグリの蓋と身、離れがたいものが離れる様)と(これから向かう「二見」の地名)をかけた俳諧界の偉人「松尾芭蕉」が150日・2400kmにわたる東北・北陸地方を旅して、むすびの地とした「大垣市」で旅の疲れを癒し、15日間滞在した後、友人達との別れを惜しんだ「奥の細道」結びの名句。「記念館」前の句碑に刻まれているそうです。
まだ、記念館を訪ねてはいませんが。芭蕉と親交のあった俳人・谷木因(たにぼくいん)邸跡にオープン。芭蕉を慕う大垣の俳人達の句や。芭蕉が活躍した元禄時代の戸田藩の歴史も展示され(写真参照)。
芭蕉が辿った奥の細道関連市町村の観光情報や土産品も販売されている「観光・交流館」があり、大垣の歴史や文化を語るに欠かせぬ5人の先賢を紹介する「先賢館」も併設されてると巻頭特集には。
俳句は日本語で作られる最も短い詩です。簡易に作れる詩ですが、だからこそ難しい。浅学非才が五七五をひねっても、芭蕉どころか、小林一茶や正岡子規、種田山頭火には遠く及ばない。でも、還暦過ぎの身。言外を想像しながら捻ってみるとブログとは違った人生の楽しみ味わえるかもしれない。
そんな思いで、我が社の編集課の作品、Wao!の特集に目を通した。「奥の細道むすびの地記念館」は大垣のご当地アイドル「水都おおがき芭蕉隊」と称するお嬢さん達が、芭蕉の真髄に触れさせてくれるとも。だとすれば、尚更、尋ねねばならない。
このブログを書き終わって、自室の窓を見上げますと。故郷の街にデンと構える金華山。新緑に映え、その尾根にツブラジイ(椎の木)の白い花が咲き始めました。Goto
「尾根しろき 笑うがごとく 金華山」(如水)
 
  
当社発行 地域みっちゃく生活情報誌® Wao!5月号

コメント

  1. ナガラ より:

    ええ、大丈夫ですよ。
    実質は現在7?8分咲きですので、天気さえ良ければ今週末が丁度良いのではと思います。
    ほろ酔うて 尿(しと)する闇に 青葉木菟(あおばずく)
    立ちションはお勧めできませんが、ヒトツバタゴが散ると、季節は駆け足で夏に向かうようです。

  2. Goto より:

    見頃はいつ頃まででしょうか?
    今週末は大丈夫ですか?
    であれば、綿帽子ような花を愛でに行けるのですが。Goto

  3. ナガラ より:

    満開や ナンジャモンジャはドンナモンジャ
    以前にご紹介しました、岐阜大学校門前の街路樹・ヒトツバタゴの樹も今が盛りと咲き誇っています。
    まさに、季節外れの大雪と云う感がありますね。
    週末までは大丈夫だと思いますので、お時間が許せば、是非、お立ち寄りください。

  4. Goto より:

    コメントありがとうございます。
    メモリアルセンター。今年もナンジャモンジャの花が咲きました。
    季節が巡ります。日本に四季があるから、俳句が生まれるのですね。
    首傾げ見上げる空にヒトツバタコ Goto

  5. ナガラ より:

    私も芭蕉さん大好きです。
    彼の大概の句はやさしい言葉で作られ、現代人でも理解しやすいのが凄い。
    しかも言外に秘められた深い世界は、今でも充分に共有できる普遍性があります。
    下手でも俳句に親しめば、自然に簡単に近づけることも楽しいですね。
    昨夜の、拙句です。
    春雷が遠くに聞こゆ 雨を連れ