書籍広告

街の本屋を絶やさないようにするには・・・・
情報の価値を問う訳ではないが。このこと。ちょっと考え込んでしまう。
東京で、電車に乗ると、天井から広告がぶらさがっている。「中吊り広告」と言います。
「中吊」には雑誌や週刊誌などの書籍広告が・・・多い・・・
特に、車内は暇なモノですから、おのずと週刊誌の見出しなどには目が向かいます。「ヘー。そんなことが」・・などと、新聞とは一味違う切り口に、記事の中身に想像を逞しくしたり、雑学・雑談の話題になったりします。なかなか、広告効果があります。
電車内の広告は駅の看板などと並んで交通広告の主力。幕板部分の広告を「額面」とか「窓上」といい。ドアに貼ってあるのは、薬やスポーツ飲料が多いですが「ドアシール」。手すりに付いているのが「つり革」広告。電車は、動く広告塔。交通機関の重要な収入源でもあります。
いや、話が逸れました。
8/21付・読売新聞の朝刊に、「街の本屋を絶やすな」と題した京都と東京で試みられるユニークな本屋さんが紹介されています。京都・城陽市人口8万。東京で考えて作ったものがすべてで、良いのかと、土地土地の感性を生かした小規模出版社の本も並べる・・・
東京・下北沢。「街から知を絶やさない」「街の好奇心の中心だった書店の経営が苦しいなら、チャレンジして新しいビジネスモデルを」とビールやワインを楽しみながらリラックスして本が読める本屋にと頑張っています。
なぜ。彼らが頑張らねばならないのか。長期化する出版不況が原因などと、当たり前の言い訳は申すまい。全国の小中学校では、朝、読書の時間が設けられ、本の価値が見直されているではないか。活字離れが本離れだとは思えない。
地方によって違うかもしれないが。私の住む岐阜の地方新聞には、ほとんど、書籍広告が掲載されない。新聞だけではない。近在沿線の電車の中吊にも、週刊誌や雑誌の広告はぶら下がっていない。詰まりは、発刊される本の情報が全く届いていない。となれば本屋との距離が空いてしまう。それでは週刊誌さえも買えないだろう。
PCや携帯・スマートフォンで新刊の情報を取れといっても・・・・。それは意図的にみに行かねばならぬ。街の本屋が必要なのは、日本中に本の紹介があふれていることが重要ではなかろうか。・・・つまりは・書籍広告の役割が大である。街の本屋絶やさない・・・なぜか、考えさせられる。Goto

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