教育に新聞を。

通常の新聞紙面に、子供も向けの解説をいれるのがNIEではないでしょうか?
このブログの主旨と申しますか、目的は、新聞って素晴らしいですよ。新聞を読みましょうよ。そんな思いを根底に、日々の新聞から、チョッピリ首を傾げること。納得できるニュースや事象に、私なりの思いや考えを述べています。
取り分け、新聞の記事や解説ではなく、新聞そのものの有り様については厳しい目で見つめています。巨人軍を巡っての朝日と読売新聞の愚にも付かない読者をおざなりにした中傷合戦などには、憤りを覚えます。政治的スタンスについても、新聞の便宜主義や先送り姿勢は許せません。が、それもこれも、新聞の健全な発展を願うからです。
最近、私の周りでも、平気で新聞を購読しない家庭が目に付きます。
新聞を読まないで、世の中がわかるか?と、それこそ憤りを感じていますが。残念です。
そんな購読者減少傾向に歯止めをかけ、新聞再興の可能性を秘めているのが、一昨年からスタートした「新聞を教育に活用する」ことが盛り込まれた小中学校の教育指導要項です。教育の現場で新聞が活用されれば、新聞の役割と価値が理解され、子供達が新聞に親しみます。そうなれば、新聞復活の起爆剤です。
そもそも、「新聞を教育に」をスローガン掲げた「NIE」(Newspapaer. in. Educationn)活動は、子供に基礎的な社会常識を身につけさせるには、新聞が最も良い教材であるとの認識のもと、社会教育者や記者OB、教師等の地道な努力が出発点です。新聞社が仕掛けたモノありません。
それが、このところ、風向きが変わったと判断したのでしょう。やけに新聞社が、NIE活動に熱心になってきました。毎日新聞などは、足で取材して真実の報道をする。そんな新聞の本道よりも、教育現場での授業や、新聞の作り方を教えることに新聞の意義があると勘違い。妙 に熱心になっています。
毎日だけではありません。全国の新聞社がこぞって、子供向け紙面を充実させています。10/3付・読売新聞(本紙19頁)に至っては、「わくわくNIE(教育に新聞を)新聞活用」(写真参照)の特別面を作り、それがNIE活動だと舞い上がっています。
失礼かもしれませんが。よく考えて下さいと新聞社申し上げたい。子供紙面を作ったり、子供向けの記事を掲載したりすることがNIE活動だと本気で考えているようですが。それこ、新聞社のおごり、上から目線に他なりません。まったくの誤りです。NIE活動は新聞を教育に・・・・であって、わざわざ作る子供向け紙面を教材にすることではありません。
あくまでも、通常新聞紙面に掲載されている記事を題材にするものです。それが、教育に新聞をです。理解できない言葉や、内容や背景について、子供が学ぶことが、真のNIE活動なのです。
通常の記事に子供にもわかるか解説を入れるのが、NIE活動を助長することだと認識して欲しいモノです。Goto

10/3読売新聞

コメント

  1. Goto より:

    コメントありがとうございます。
    お嬢さんが新聞に興味を持ってくれるといいですね。お母さんが次第だと思います。一日ひとつ、気になった記事を読んであげると、心に残り、新聞との思い出ができます。私は自分の子供達にそうしなかったのを、悔やんでます。Goto

  2. まり子 より:

    難しくてちょっと分からない事も多いですが…
    拝見させて頂いてます。  私も小3の娘がいます、考えさせられました。